人とくるまのテクノロジー展 2015
2015年5月20日(水)~5月22日(金)、パシフィコ横浜で開催
目次
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トヨタのFCV「ミライ」、高圧水素タンクに小型・軽量の圧力調整部品を採用
トヨタ自動車は、2015年5月に開催した自動車技術会春季大会(主催:自動車技術会)で、燃料電池車「ミライ」に搭載した高圧水素タンクの圧力調整部品を小型・軽量化したと発表した。
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トヨタのFCV「ミライ」、高圧水素タンクの炭素繊維4割削減
トヨタ自動車は、2015年5月に開催した自動車技術会春季大会(主催:自動車技術会)で、燃料電池車「ミライ」に搭載した高圧水素タンクの軽量化について講演した。
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トヨタ、燃料電池車の白金使用量を減らす技術
トヨタ自動車は、2015年5月に開催した自動車技術会春季大会(主催:自動車技術会)で、燃料電池車に使う白金使用量の挙動解析をテーマに講演した。燃料電池のセルには化学反応を高めるための触媒として白金が使われているが、使用時間の経過とともに白金粒子の粒径が大きくなり、性能が低下してしまう。今回、発電時…
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トヨタ「ミライ」、-30℃の氷点下始動性を確保 セルの排水性向上
トヨタ自動車は、2015年5月開催の自動車技術会春季大会(主催:自動車技術会)で、燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」の氷点下始動性について講演した。
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トヨタのFCV「ミライ」、新開発昇圧コンバーターを床下配置
トヨタ自動車は、2015年5月に開催した自動車技術会春季大会(主催:自動車技術会)で、2014年12月に発売した量産型燃料電池車(FCV)「MIRAI(ミライ)」で新規導入したFC(燃料電池)昇圧コンバーターについて講演した。
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Magna社、ADASに適用できるカメラシステム
カナダMagna International社はADAS(先進運転支援システム)向けのカメラシステムを「人とくるまのテクノロジー展2015」に展示した。
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埼玉県のベンチャー企業、93万円の超小型EV「かみさと1号」
埼玉県で太陽光発電システムの施工などを手がけるプランは、鉛蓄電池を使った2人乗りEV(電気自動車)「かみさと1号」を93万円(税別)で発売する計画であることを「人とくるまのテクノロジー展2015」で明らかにした。
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ジヤトコ、「エクストレイルハイブリッド」用のハイブリッド変速機
ジヤトコは日産自動車の「エクストレイルハイブリッド」が採用したハイブリッド変速機を「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展した。
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アドヴィックス、「エクストレイルハイブリッド」用の電動ブレーキブースター
アドヴィックスは日産自動車の「エクストレイルハイブリッド」が採用した電動ブレーキブースターを「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展した。
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日野自動車、EGRの電動化を提案
日野自動車は、ディーゼルエンジンのEGR(排ガス再循環)にポンプを搭載する手法を提案した。排ガスを吸気系に戻すとき、電動駆動を想定するポンプで排ガスを昇圧し、ポンピングロスを減らす。EGR量を増やす効果もある。今後、実機による検討を考えたい方針だ。
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センサーでエアバック作動タイミングを最適化
マルチカメラシステムや超音波センサーなどを用いたBosch社の安全システム
ドイツBosch社は、センサーからの情報を基に、ドライバーや歩行者の安全を守る「統合安全システム」を開発中だ。「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)では、システム全体の概要や構成技術を明らかにした。
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日産HEV用の乾式多板クラッチ、モーター内径側に搭載
エクセディは、日産自動車「パスファインダー」のハイブリッド車(HEV)に搭載する乾式多板クラッチを開発した。多板にして径を小さくしたことで、モーターの内側に設置できる。CVT(無段変速機)のトルクコンバーター部に置きかえる形でモーターとクラッチを搭載し、ハイブリッドシステムを小さくできる。
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トヨタ新ディーゼル、筒内ガス温度にピストンが追従
熱損失を大きく減らして効率向上
トヨタ自動車は、新しいディーゼルエンジンのピストン頂面に、新しく開発した膜を設けた。ピストンに逃げる熱を減らせ、燃焼時の熱損失を減らせる。将来はシリンダー内壁などに採用領域を広げたい考えだ。
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高級車メーカーと共同開発中の次世代コンビメーター、Continental社が披露
ドイツContinental社は、ドイツの高級自動車メーカーと共同開発中の次世代のコンビメーター「Next Gen HEC」を「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)に出展した(図1)。全面に液晶パネルを配し、速度計や燃料計などのメーター類の他、ナビゲーシ…
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小野測器、アンテナを車内に置ける高感度GPS速度計
小野測器は、感度を高めることで車内に設置して使用できる小型GPS速度計「LC-8300」を「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)で参考出展した。車内に設置できるため、空気抵抗による影響を受けやすい状況下で正確に測れる。小型・軽量化したことに加えて、パソ…
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三菱自動車、AppleとGoogleのスマホ連携機能を採用
三菱自動車は、スマートフォンを車載ディスプレーと連携するシステムである「Android Auto」「CarPlay」に対応したディスプレーオーディオを「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)で国内において初出展した。明確な発売時期については不明だが、近い…
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熱・電力のマネジメントでEVの効率をアップ、カルソニックカンセイがシステムを提案
エンジンを持たず、冬場の暖房用の熱源がない電気自動車(EV)。冬場は、暖房に電力が必要となることから、充電1回当たりの航続距離が短くなるという欠点がある。そこで、バッテリーやパワーコントロールシステム(PCS)の廃熱を回収してEVの暖房に使い、バッテリーの充電率(SOC)の推定精度を上げて、バッテリ…
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トヨタ「MIRAI」向けFCスタック用接着部材、住友理工
住友理工は、トヨタの燃料電池車(FCV)「MIRAI」向けに供給している燃料電池(FC)スタックに使われているゴム製接着部材「セル用ガスケット」を「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20~22日、パシフィコ横浜)で初出展した。
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トヨタの新ディーゼル、異なる排ガス規制に対応、最高熱効率は44%
トヨタ自動車は、2015年5月21日にタイで発表したピックアップトラック「ハイラックス」に、新しく開発した排気量2.8Lの直列4気筒ディーゼルエンジン「1GD-FTV」を搭載する。新興国から先進国まで同じ仕様で対応しやすくしたことに加えて、従来の「1KD-FTV」に比べて、15%以上熱効率を高めた…
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エンジン熱効率を「早く50%」に、トヨタの将来エンジン戦略
トヨタ自動車エンジン先行設計部(部長)の友田晃利氏は、将来のガソリンエンジンで重要になる技術として、「リーンバーン(希薄燃焼)」「可変圧縮比」「燃料改質」の三つを挙げた。これらを実現することで最高熱効率を「早く50%」にしたい考えだ。現行エンジンの最高熱効率はトップクラスで40%程度。