病院での患者さんとの会話デモンストレーションをするPepper
病院での患者さんとの会話デモンストレーションをするPepper
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 GEヘルスケア・ジャパンは2015年4月17日から開催中の2015国際医用画像総合展(ITEM 2015)に、ソフトバンクロボティクスの人型ロボット「Pepper」を使った医療機関向けガイダンスシステムを参考出展している。病院の入口近くに設置して来院者に病院の利用方法を説明したり、介護施設で高齢者から健康状態をヒアリングして体調の変化を検知したりする目的で利用する。

 Pepperが問いかけに適切に応答するためのプログラムは、GEグループのインダストリアルインターネット用プラットフォーム「Predix」を利用して開発することを予定している(関連記事)。Predixは機器から発信されるセンサー情報などのビッグデータ情報を蓄積し、分析や各種のアプリケーションを運用するためのソフトウエアプラットフォーム。ヘルスケア分野のほか、エネルギー、運輸、航空などGEグループ全体で活用するだけでなく、産業界全体での活用のために広く公開している。

 販売は未定。今後は、MRI(磁気共鳴断層撮影装置)検査の受診者向けガイダンスなど、より特定分野での応用も検討していくという。