講演の様子
講演の様子
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 ヘルスソフトウェア推進協議会(GHS) 運営会議議長で、富士フイルム ヘルスケア事業推進室 兼 メディカルシステム事業部 シニアエキスパートの土居篤博氏は、「メディカル ジャパン 2015」(2015年2月4~6日、インテックス大阪)における「第6回 関西 医療機器 開発・製造展」のセミナーに登壇。「ヘルスソフトウェア開発のガイダンス ~医薬品医療機器等法及び法規制外を対象としたGHS開発ガイドライン」と題して講演した。

 GHS(Good Health Software Promotion Council)は、電子情報技術産業協会(JEITA)と日本画像医療システム工業会(JIRA)、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)の3者が2014年8月に共同で設立した組織(関連記事1)。医療や健康にかかわるソフトウエア(ヘルスソフトウェア)に関して、業界自主ガイドラインを議論し、「ヘルスソフトウェア開発ガイドライン(GHS開発ガイドライン)」として制定。その普及を促進するとともに、開発者がガイドラインを遵守するためのスキルを習得できるようにするための教育活動も行う。

 GHSの設立は、2014年11月に施行された「医薬品医療機器等法」(改正薬事法)を背景とするものだ。同法では、医療機器に組み込まれていないソフトウエア(単体ソフトウエア)が新たに医療機器として扱われるようになった。