ZBoard 2
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Onewheelに乗ったところ
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IO HAWKに乗ったところ
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RocketSkates
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RocketSkatesで動いているところ
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INMOTION R2
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INMOTION V3
INMOTION V3
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 今回のCESでは、非常に多くのハードウエアのベンチャーやスタートアップが出展している。その中で、来場者の目を引いているのが、個人用の電動の乗り物(パーソナルモビリティー)である。ローラースケートやスケートボードを改造したようなものが多く、かつて一世を風靡した電動立ち乗り電動車「セグウェイ」よりもさらに簡素で、安価にした“お手軽な”ものだ。会場では多くの来場者詰めかけ、実際に乗りながらその乗り心地を試していた。

クラウドファンディングで人気


 スケートボード型の電動の乗り物「ZBoard」を販売しているのが、米Intuitive Motion社である。かつてクラウドファンディングサービスKickstarterで出資を募り、目標額1万米ドルに対して425名から合計28万米ドル近くを集めた。その後、製品化し、現在第1世代品よりも軽く、高速にした第2世代品の「ZBoard 2」を開発中だ。軽量モデルの「BLUE」と、内蔵2次電池での走行距離が長い「PEARL」の2機種がある。

 BLUEは、重さが16ポンドで、最大時速が20マイル。内蔵2次電池による走行距離は16マイルである。

 PEARLは、内蔵2次電池による走行距離は24マイルと長く、重さは18ポンドとやや重い。最大時速は20マイルでBLUEと同じである。

 第1世代品と第2世代品で、搭載するモーターが異なる。ブラシ付きモーターからブラシレスモーターに置き換えたという。

 第2世代品は現在、クラウドファンディングサービス「indiegogo」で出資者を募集中。2015年1月7日(米国時間)現在、目標金額5万米ドルに対して、既に約9万6000米ドルを集まった。900米ドルほどの出資で1台入手できる。2015年5月ごろからの出荷を予定する。

 スケートボード型では、米Future Motion社が「Onewheel」を出展した。大きな車輪1個を中央に配置した特徴的な外観である。車輪の両側に左右の足をそれぞれのせて、バランスを取りながら乗る。前方に重心をかけて傾けると前に進み、後方に重心をかけると止まる仕組みだ。

 こちらも以前にKickstarterで出資を募り、目標金額10万米ドルに対して、1000人ほどの出資者から63万米ドルほどを集めた。

 Onewheelは時速12マイルほどで移動可能。内蔵2次電池による動作距離は4~6マイルである。

 スケートボードの両側に車輪が付いており、一般的なスケートボードの進行方向と垂直な方向に移動する電動車が「IO HAWK」だ。セグウェイのボード部分だけの乗り物のような外観である。現在プレオーダー中で、価格は1799米ドルである。