Point
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Pointを壁に設置したイメージ
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左の人物がMattisson氏
左の人物がMattisson氏
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 留守中の家の状態は気になるが、かといってカメラを室内に置いて監視するのは、プライバシーが侵されているようで気になる――。そんな不安を解消する手段を、米国のスタートアップForm Devices社が開発した。それが、室内の音の変化から異常を察知する「Point」だ。例えば、窓が割れたかどうか、侵入者があったかどうかなどを判別できるという。

「録音せずに、音の変化だけで家の異常を察知できる。プライバシーが気になる人にうってつけの機能だ」と、同社CEOのNils Mattisson氏は胸を張る。同氏はもともと7年ほど、米Apple社に務めていた技術者である。「最終製品の開発などではなく、研究開発の部門にいてプロトタイプをいろいろと作っていた」(Mattisson氏)という。スタートアップの世界最大級のイベント「Slush 2014」訪れ、Pointの試作品を披露した。

 Pointは、煙検知機能を備える。火災やたばこの不始末などを検知できるという。湿度を計測する機能を持つ。

 無線LAN機能を搭載しており、異常の通知を家のアクセスポイントからインターネットを通じて行う。

 壁や天井に取り付けて利用する。市販の電池で1年以上動作するという。