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「死に直結する孤独」を逃れるための処方は?

会話型見守りサービスを提供する、こころみの神山氏が講演

2014/12/01 12:42
増田 克善=日経デジタルヘルス協力ライター
こころみの神山氏
こころみの神山氏
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 孤独は死に直結している――。会話型の見守りサービスを提供するこころみ 代表取締役社長の神山晃男氏は、「次世代ヘルスケア展」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス、2014年10月29~31日)の講演で、高齢化社会の独居老人が抱える孤独な状態が引き起こす問題をこう表現し、そのメカニズムと解決策を示した。

 神山氏は、「生活習慣病やアルコール依存症、認知症、栄養失調などは、孤独によって引き起こされる率が高まると言われている」といい、孤独による死のリスクは肥満の人が抱えるリスクの2倍以上だと、米国の統計調査を基に指摘。孤独が死に結びついているメカニズムについて、次のような論を展開した。

 「孤独感は心の痛みであって、痛みは危険な事象を避けるために発せられた危険信号であり、自己防衛本能が働く。常に頭の中でサイレンが鳴り続けるため自己制御力が低下し、自己規律や社会性、注意力、免疫力が低下する。また、自己防衛本能は過剰な甘やかしにつながり、暴飲暴食や運動不足、睡眠不足・過剰を誘発する。そうした事象が細胞を酷使し、サルコペニア(加齢による筋力・筋量の低下)、睡眠障害、認知症、アルコール依存症、生活習慣病、うつ病などを誘発、結果として死に結びつく」(神山氏)。

 また、孤独に陥った人の大きな問題は、負のサイクルによって、そこから逃れることが非常に困難なことだとも指摘した。つまり、孤独な状態は不健全な生活に陥りやすく、自分は自堕落な人間だという認識が強くなる。これが、さらに社会やコミュニティーに対する消極姿勢を強くし、結果的に孤独な状態が続くことになるとういうもの。

日経デジタルヘルス Special

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