便(うんち)観察による健康管理アプリ「ウンログ」で注目を集めるウンラボは、2014年10月29~31日に開催された「次世代ヘルスケア展」(主催:日経BP社、協力:日経デジタルヘルス)で講演し、ウンログの利点を説明した。講演には男女問わず、大勢の聴講者が集まった。

ウンラボ 代表取締役の田口敬氏
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 ウンログは、排便後、ユーザーが自分で便の色や形、大きさ、におい、お腹の張りを記録するスマートフォン用アプリ。記録した便の健康度が採点されることで、生活改善の動機づけになるという。記録によってポイントがたまり、Amazonギフト券やiTunesカードと交換できる「ログポ」制度を設けている他、Webサイトで「いいうんち」をするための十分な睡眠、バランスの良い食生活、適度な運動などに関する情報を提供するなど、ユーザーがモチベーションを維持しやすくなるよう、工夫している。

 「いいうんち」は、健康管理だけでなく、美容にも効果的とされており、ユーザーの9割は女性。ファッション誌でもたびたび取り上げられてきた。

 ウンラボ 代表取締役の田口敬氏は、ウンログの利点について次のように説明した。「自分の健康状態を過信せず、運動不足や偏った食事などに気づける。便秘が治ったという声も多い。また、トイレで便器をのぞき、スマホに10秒程度で記録するだけでよく、お金も時間もかからない。健康管理はモチベーションを保つのが難しいが、かわいいキャラクターやユーザー同士のコミュニティーなど、意欲が続きやすいような仕掛けを用意している」。