動作デモを用意した
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展示パネル
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 伊仏STMicroelectronics(ST)社は、ウエアラブル型の脈拍(心拍)センサーを簡単に設計できることをうたうソリューションを「TECHNO-FRONTIER 2014」(7月23~25日、東京ビッグサイト)に出展した。同社製のICやセンサーを組み合わせて、脈拍センサーの基本回路を構成したもの。加速度センサーを搭載することで、フィットネスなどの激しい運動中でも、雑音を排除して脈拍を精度よく測れることが特徴だ。

 適用を想定するのは、LED光を体表に当て、反射光または透過光をフォトダイオードで受け取ってヘモグロビン流量の変化を検出するタイプの脈拍センサーである。ソリューションを構成する主要部品は以下の通り。ARM Cortex-M3コアを集積した低電力マイコン「STM32L151」、3軸MEMS加速度センサー「LIS3DH」、LEDドライバIC「STP4CMP」、レギュレータIC「LDLN015」、Bluetoothモジュール「SPBT2632C2」。

 ST社によれば、「ウエアラブルセンサーをすぐに設計できるソリューションを求める声が、ここ1年ほどの間に急に増えてきた」(日本法人のSTマイクロエレクトロニクス)。今回のソリューションは、こうした声を寄せる機器メーカーやデザインハウスに向ける考え。