厚さ6.8mmと薄い
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医療機関向けに提案
医療機関向けに提案
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 ソニーとソニービジネスソリューションは、13.3型(A4サイズ相当)の「デジタルペーパー」端末を「国際モダンホスピタルショウ2014」(2014年7月16~18日、東京ビッグサイト)に出展した。従来は教育用途などに向けて提供してきたが、2014年春からは医療機関向けにも提供を始めた。

 デジタルペーパー端末はソニーが2013年に開発したもの(関連記事)。文字通り、紙のように情報を閲覧したり、入力・保存・共有したりできる。電気泳動型ディスプレーを備え、PDF形式の文書ファイルに専用ペンで文字などを入力した上で、再びPDFとして保存できる。16階調の白黒表示に対応し、重さは358g、厚さは6.8mm。

 医療機関向けでは、レセプトや問診票への利用を提案している。レセプトを印刷してその内容を確認するのではなく、デジタルペーパー上で目視確認できるようにしたり、問診票の記入内容を電子データとして保存できるようにするといった使い方だ。医療機関に加え、PACS(医用画像管理システム)ベンダー向けにも提案を始めているという。