講演の様子
講演の様子
[画像のクリックで拡大表示]

 NTT 先端集積デバイス研究所 ソーシャルデバイス基盤研究部 バイタル情報処理研究グループ グループリーダ 主幹研究員の小泉弘氏は2014年7月7日、「医療ビッグデータ・サミット2014 ~ゲノム解析から予防医療、自動診断まで――ビッグデータがもたらす新産業~」(主催:日経デジタルヘルス)に登壇し、「NTTのヘルスケア・デバイスへの取り組み」と題して講演した。

 小泉氏はまず、生体センサーを「ビッグデータの入り口」と定義。この生体センサーについてのNTTの最新の取り組みを紹介した。

 NTTでは10年以上前から生体センサーの開発を進めてきた。しかし、これまでは普及してこなかった。その理由として小泉氏は「センサーごとにシステムが完結し、データの可視化や記憶、連携、付加価値化などに難点があった」と振り返った。

 これに対して最近では、スマートフォンが爆発的に普及していることを示し、これにより生体センサーなどのウエアラブルデバイスは「プラットフォームを得た」(小泉氏)と位置付けた。