ウエアラブル機器開発に積極的に取り組む企業は何を考え、どこに向かおうとしているのか。2014年7月30~31日に東京で開催のセミナー「ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer」(日経エレクトロニクス主催)では、企業の担当者や業界のウオッチャーが戦略や最新動向を紹介する。同セミナーをレポートする。
ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer
2014年7月30~31日に東京で開催
目次
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15年の経験を基に理想の端末を開発――ウエストユニティス福田氏
これまで15年間、B2B向けのHMD向けのシステムを開発してきた知見を生かして片眼のヘッドマウントディスプレー(HMD)「inforod」を開発した――。ウエストユニティス 代表取締役社長の福田登仁氏は2014年7月31日、「ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer」(主催:日経エレクトロニ…
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眼電位を常時取得する社会を目指す――ジェイアイエヌ井上氏
縮小するメガネ市場を活性化する策はメガネに機能を付加すること。そんな議論の中で眼電位を測定してヒトを見るメガネ「JINS MEME」が生まれた――。2014年7月31日、「ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer」(主催:日経エレクトロニクス)で講演したジェイアイエヌのR&D室マネージャーの…
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NTTドコモが語る、ウエアラブルへの3つの取り組み
NTTドコモ 研究開発センター サービスイノベーション部 第1サービス開発担当の山添隆文氏は2014年7月31日、「ウエアラブル・ジャパン2014 Summer」(主催:日経エレクトロニクス、東京・UDXカンファレンス)に登壇。「ウエアラブルへのNTTドコモの取り組み」と題して講演した。
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「CCS」が揃えば誰でもウエアラブルを作れる
ルネサス エレクトロニクスの清水洋治氏
多数の電子機器を分解・分析しているルネサス エレクトロニクスの清水洋治氏が「ウエアラブル・ジャパン 2014 Summer」に登壇し、ウエアラブル機器のハードウエア動向について講演した。同氏によれば、現在のウエアラブル機器を分解すると、いずれの機器も主要部品は「Connector」「Control…
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“ネコミミ”開発者が作ったウエアラブルの新作とは
開発プランナーの加賀谷友典氏が語る
装着者の脳波をセンサで計測し、「集中度」や「リラックス度」などに応じて“ネコ耳”部分が自動で動くヘッドセット「necomimi」。このnecomimiを手掛けたプロジェクト・チーム「neurowear」の中心メンバーである、新規事業開発プランナーの加賀谷友典氏が「ウエアラブル・ジャパン 2014 …
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メガネレンズの縁をフルカラーで光らせ、メールや電話の着信を知らせる
電話やメール、SNS(ソーシャルネットワーキング・サービス)のメッセージの着信、予定の通知、株価の変動、雷雲の接近といった情報を、メガネが光ることで装着している人に伝える機器「FUN'IKI」を、三城ホールディングスが開発している。同社J&T DREAM CHANCEの河村和典氏と白鳥啓氏は、この…
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「Appleって思っているよりオープンなんです」、ハードウエア戦略をGClueの佐々木氏が語る
Appleは意外とオープンなんですよ――。iOSとAndroid両方のアプリケーションや、ヘッドマウント・ディスプレー型のウエアラブル機器などを開発するGClue 代表取締役の佐々木 陽氏は、米Apple社のハードウエア戦略をIoTのトレンドと共に、「ウエアラブル・ジャパン2014 Summer」(…
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「Android WearにはキラーコンテンツのGoogle Nowがある」、ブリリアントサービスの近藤氏
Android Wear搭載の腕時計を購入したが、届いたその日に壊れたり、頻繁にハングアップしたり――。自身の体験談を交えつつ、ブリリアントサービス 取締役の近藤 昭雄氏は、「Android Wearのインパクトとウエアラブルの未来」と題して「ウエアラブル・ジャパン2014 Summer」(201…
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「体験」を検索できる時代が来る、原動力はクラウドファンディング
エクシヴィ 代表取締役の近藤義仁氏
エクシヴィ 代表取締役の近藤義仁氏は、2014年7月30日に開催された「ウエアラブル・ジャパン2014 Summer」(主催:日経エレクトロニクス、東京・UDXカンファレンス)に登壇し、「バーチャルリアリティのパーソナル化とこれから」と題して講演した。
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突き抜けた商品を届けるには独創技術が不可欠
セイコーエプソン 代表取締役社長の碓井 稔氏
セイコーエプソン 代表取締役社長の碓井 稔氏は2014年7月30日、「ウエアラブル・ジャパン2014 Summer」に登壇。「エプソンのウエアラブル戦略」と題して、ウエアラブル機器に対する同社の取り組みや製品に優位性をもたらす独自技術について講演した。
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「ウエアラブル機器を使ってみたら」、HMDを13年間装着する神戸大学教授の塚本氏が講演
ウエアラブルコンピューティングは、身にまとえるコンピューティング装置を実世界活動に使うことであり、デバイスが小さくなることによって実現したモバイルコンピューティングの次の形だ。最近はヘッドマウント・ディスプレー(HMD)やスマートウォッチが次々と発売されており、実際に使ってみることで用途を開発した…