マイクロ流路チップを展示
マイクロ流路チップを展示
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ガラス貫通配線基板ではバイオセンサーへの応用を目指す
ガラス貫通配線基板ではバイオセンサーへの応用を目指す
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 テクニスコは、ガラス精密加工技術のバイオチップへの応用について「第5回 医療機器開発・製造展(MEDIX 2014)」(2014年6月25~27日、東京ビッグサイト)で紹介した。ガラス基板に3次元加工を施して作製したバイオチップ(マイクロ流路チップ)などを展示した。同社がMEDIXに出展するのは今回が初めて。

 テクニスコは金属やガラス、Siなどの精密加工技術に強みを持つ。マイクロ流路チップについては、産業技術総合研究所などの研究機関向けを中心にカスタム品を製造中だ。マイクロ流路チップなどのバイオチップでは一般に、コストを重視して樹脂基板が使われることが多い。これに対し同社は、耐酸性や耐熱性に優れるガラス基板のメリットを訴求する。

 展示ブースではこの他、バイオセンサーへの応用を想定したガラス貫通配線基板(TGV:thorough glass via)などを披露した。