展示パネル
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 HOYAの100%子会社であるHOYAサービスは、医療機器業界向けの生産管理システム導入支援事業を本格化する。HOYAの医療機器事業で培ってきたシステム構築・運用のノウハウを活用する考え。「第5回 医療機器開発・製造展(MEDIX 2014)」(2014年6月25~27日、東京ビッグサイト)で、関連のパネル展示を行った。

 医療機器業界への導入を支援する生産管理システムとして紹介したのは次の三つ。品質管理システム「MasterControl」、生産管理テンプレート「Microsoft Dynamics AX」、倉庫管理システム「Manhattan SCALE」。いずれも、医療業界での採用実績や導入コストなどで優位性があるとする。例えば、MasterControlは医療機器の規制当局である米FDAが採用しており、Microsoft Dynamics AXは従来のERP(enterprise resource planning)システムに比べて低コストで導入できるという。

 HOYAサービスはHOYAの情報システム部門を母体とする。従来、生産管理システムの導入支援は主にグループ内向けに手掛けてきたが、今後は外販を強化する方針だ。今回展示したシステムについては既に、グループ外企業への提案を始めている。