超音波診断装置とプリンターを無線でつなぐ用途などを想定
超音波診断装置とプリンターを無線でつなぐ用途などを想定
[画像のクリックで拡大表示]
展示したUWBモジュール
展示したUWBモジュール
[画像のクリックで拡大表示]

 上田日本無線は、医療機器とその周辺機器を無線で接続するUWB(ultra wide band)モジュールを「第5回 医療機器開発・製造展(MEDIX 2014)」(2014年6月25~27日、東京ビッグサイト)に出展した。超音波診断装置と、その撮影画像を出力するプリンターを無線接続する用途などを想定している。

 展示したのは、医療機器や周辺機器のUSBポートに差して使える、USBドングル型のモジュール。データ伝送速度は約400Mビット/秒と高く、通信距離は約5mである。同社はUWBを採用するメリットとして、データ伝送速度が高いことに加え、医療現場で問題となりやすい電波干渉を抑えられることを訴求している。

 データ伝送速度が高いことから、超音波診断装置などの画像診断装置では動画を伝送できる。撮影画像をプリンターで連続出力するといった使い方が可能だ。モジュールに搭載したUWB対応ICは半導体メーカーから調達したものだが、独自のカスタマイズを加えているという。