米インテルは2014年6月5日、台湾・台北市で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2014」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、PCやモバイル関連技術の最新情報を明らかにした。

 記者会見には米インテル上席副社長兼PCクライアント事業本部長のカーク・スカウゲン氏が登壇した(写真1)。最新PCとして東芝の「dynabook KIRA L93」を紹介し、独自の分離・合体機構を実演。「素晴らしい仕事だ」と高く評価した(写真2)。また、富士通の「ARROWS Tab QH77/M」とみられる防水タブレットを水槽の中で動作させるデモを行い、会場を沸かせた。

写真1●Intel 上席副社長 兼 PC クライアント事業本部長のカーク・スカウゲン氏
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写真2●東芝の7モードPCの分離・合体機構を実演した
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 他にもスカウゲン氏は米ヒューレット・パッカードや中国レノボによる2-in-1型PCを披露し、「2-in-1の出荷台数は2013年から2014年にかけて150%増加し、699米ドル以下のモデルは6倍に増えた」と2-in-1の順調な伸びをアピールした。

 6月3日の基調講演(関連記事)で発表した14nmプロセスで製造されるCore Mプロセッサーについては、「インテル史上、最も消費電力効率の良いプロセッサー」(スカウゲン氏)と紹介(写真3)。低消費電力と高性能を両立する、プレミアムタブレットや2-in-1向けに提供するという。

写真3●14nmプロセスのCore Mプロセッサー
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