「シリコンバレー発、つながるクルマの最前線~スマホ連携、車両管理、自動運転で新たな魅力を創り出す」は、最新のIT活用によって車がどのように変化していくのかを展望するセミナー。経路案内や車両の位置情報、電池や燃料の状態、セキュリティー監視、さらには将来の自動駐車や自動運転など、つながるクルマが実現する機能は、これまでのクルマと大きく変わっていく。クルマに新たな魅力を作り出し、クルマ離れが激しい若者世代をも取り込む重要な要素となる。自動車業界における新たなプレーヤーとなるIT企業の講演も含め、2014年5月28日に開催される「シリコンバレー発、つながるクルマの最前線」をリポートする。
シリコンバレー発、つながるクルマの最前線
2014年5月28日、東京で開催
目次
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Uber社、ハイヤー配車サービスだけでなく“自転車便”にも配車技術を活用
米Uber社の日本法人であるUber Japanのオペレーションズマネージャーの殿崎俊太郎氏は、「Uber社は4月7日にニューヨークでUber Rushと呼ぶ自転車による宅配サービス(自転車便)を開始した」と語った。
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クルマを運転しながらスマホを安全に利用できるか
マツダが「Mazda Connect」で体現した哲学
Mazda Connectは、端的にいえば、クルマの運転中にスマートフォンの機能を利用するためのシステムである。運転中のスマホ利用は、当然ながら安全性の懸念がある。しかし、スマホの便利な機能を運転中にも利用したいというニーズは根強く、その流れにあらがうことは難しい。ならば、運転中でもスマホを安全に…
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「将来は運転体験を楽しむ従来型のクルマと賢いモビリティーに2極分化する」、モバイルコンピューティング推進コンソーシアムの柏山氏
「これからの街は一からつくるわけではない。何が変わるか? たぶんモビリティーが変わる」。2014年5月28日開催のセミナー「シリコンバレー発、つながるクルマの最前線」に登壇したモバイルコンピューティング推進コンソーシアム モバイルクラウド委員会 副委員長 CIS-WG主査の柏山正守氏は、こう語った。
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マルチデバイスとクラウドの汎用的ICTアーキテクチャーがクルマにも浸透する
インテル 戦略企画室 ダイレクタの野辺継男氏
インテル日本法人 戦略企画室 ダイレクタ 兼 名古屋大学客員准教授の野辺継男氏は、2014年5月28日に開催された「シリコンバレー発、つながるクルマの最前線」に登壇し、「情報通信技術の発展がクルマをどう変えるのか?」というテーマで講演した。
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クルマを含めた全てを制したいシリコンバレー
ジャーナリストの桃田健史氏が講演
「米Google社は、多分自動車自体はどうでもいいと思っている。人の全て、5W1Hをコントロールしたいと思っていて、その要素の1つにクルマがあるのでは」。ジャーナリストの桃田健史氏は、2014年5月28日に開催されたセミナー「シリコンバレー発、つながるクルマの最前線 ~スマホ連携、車両管理、自動運…