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 2014年5月26日、「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)が、東京都内で約100名の来場者を集めて開幕した。6名の講師による講演が予定されている。

 今回のテーマは、「異分野の技術と医療機器の融合」である(関連解説記事:「医療機器イノベーション2014」参照)。これまで他の領域に向けて開発が進められてきた技術や、異分野で活用されてきた技術が医療機器と融合することで、新たな概念の医療機器が続々と登場してきている。こうした最新事例が相次いで紹介される予定だ。

 例えば、「8K」「3D」といった映像技術を駆使した外科用内視鏡について、メディカル・イメージング・コンソーシアム 理事長の千葉敏雄氏、ソニー イメージング・プロダクツ&ソリューションセクター プロフェッショナル・ソリューション事業本部 メディカル・ソリューション事業部 商品企画部の肥後智之氏がそれぞれ講演する。

 トヨタ自動車 性能実験部人間工学開発 兼 技術統括部の牧口実氏は、「クルマが医療機器に、ハンドルから体調の急変を事前予測」と題し、自動車に実装した生体情報センシングの技術について紹介する。さらに、シーメンス・ジャパン クリニカルプロダクト事業本部 超音波ビジネス本部 コラボレーション部 部長の鈴木陽一氏は、UWB技術を用いてケーブルレス化を実現した超音波診断装置について講演する。