これまで異分野で使われてきた技術を融合させた次世代型の医療機器が続々と登場している。これらの中から最近注目が集まっているトピックスを厳選し、それぞれの開発動向や市場動向、今後の展望をお伝えするセミナーが2014年5月26日開催の「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)である。同セミナーについてレポートする。
次世代医療機器サミット2014
2014年5月26日に東京・品川で開催
目次
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トヨタ自動車、ステアリングを利用した体調急変対応技術について講演
2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)では、「体調急変対応技術の開発」と題して、トヨタ自動車 性能実験部人間工学開発 兼 技術統括部の牧口実氏が講演した。同氏が紹介したのは、自動車のステアリングを利用して運転者の心電や脈波を測定し、運転中の体…
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「超音波診断装置を家庭に」、小型・軽量・安価なモバイル型装置の開発を目指すグローバルヘルス
産業技術総合研究所(産総研)発のベンチャー企業であるグローバルヘルスの田中寿志氏(代表取締役)は、2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)で講演した。講演タイトルは「超音波診断装置を家庭に、医療機器のパラダイムシフトを」。
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ケーブルレスの超音波診断装置をいかに実現したのか、シーメンスが講演
シーメンス・ジャパン 超音波ビジネス本部 コラボレーション部 部長の鈴木 陽一氏は、2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)で講演した。講演タイトルは「ケーブルレスの超音波診断装置、ついに登場 ~UWB技術でワイヤレスを実現~」である。
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医療・ヘルスケア事業にますます注力するSamsung、韓国動向をITジャーナリストの趙氏が紹介
2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)では、「韓国の次世代医療機器・最前線 ~遠隔診療が可能に、『ソフトウエア=医療機器』にあらず、ヘルスケアスマホなど~」と題して、ITジャーナリストの趙章恩氏が講演した。
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実機デモに人だかり、ソニーが医療用3D HMDについて講演
2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)では、「3D HMD(ヘッドマウント・ディスプレイ)が拓く、新たな手術の世界」と題して、ソニー イメージング・プロダクツ&ソリューションセクター プロフェッショナル・ソリューション事業本部 メディカル・ソ…
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8K内視鏡で新しい手術空間を生む、「8Kかつ3D」の実現も検討
メディカル・イメージング・コンソーシアム理事長の千葉敏雄氏
「8K内視鏡では引いた位置から撮影できるため、広々とした空間で手術できるようになる」---メディカル・イメージング・コンソーシアム理事長 国立成育医療研究センター 社会・臨床研究センター副センター長 医療機器開発部長の千葉敏雄氏は、2014年5月26日に開催された「次世代医療機器サミット 2014…
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「異分野の技術と医療機器の融合」をテーマに開幕、6名の講師が登壇予定
約100名の来場者が集う
2014年5月26日、「次世代医療機器サミット2014」(主催:日経デジタルヘルス)が、東京都内で約100名の来場者を集めて開幕した。6名の講師による講演が予定されている。