図1 OSにAndroidを搭載する液晶テレビ「Philips 8000 series」
図1 OSにAndroidを搭載する液晶テレビ「Philips 8000 series」
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 Philipsブランドのテレビ事業を手掛けるオランダTP Vision社は、OSにAndroidを搭載する液晶テレビを2014年第2四半期に発売すると発表した(発表資料)。同社がテレビのOSにAndroidを採用するのは今回が初めてである。「Philips 8000 series」として、まずは欧州とロシアで展開する予定(図1)。

 「テレビにAndroid OSを採用することで、ユーザーはより速く、そしてスムーズに多くのコンテンツに触れることができる。“Android TV”は、リビングルームのエンターテイメント・ハブになる」――。

 TP Vision社Chief Commercial OfficerのNico Vernieuwe氏は、プレス向けのイベント「IFA 2014 Global Press Conference(IFA GPC)」(2014年4月24~27日、トルコ・アンタルヤ)において、テレビにAndroid OSを採用した理由を語った。Philips 8000 seriesはアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)の配信基盤である「Google Play」を利用でき、例えば「Netflix」や「YouTube」といった動画配信サービスを使いやすいという。

 最上位機種である「8800 series」は、55型で4K映像に対応する。OSは「Android 4.2.2(Jelly Bean)」で、ヘキサコアのプロセッサーを搭載する。本体下部にはカメラを備えた。