人とくるまのテクノロジー展 2014
2014年5月21日(水)~23日(金)に、横浜市「パシフィコ横浜」で開催
目次
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神戸製鋼、電磁成形を使った「レクサスGS」のバンパービームを展示
神戸製鋼所は、電磁成形でバンパービームとバンパーステーを結合する技術がトヨタ自動車の「レクサスGS」「同IS」に採用されたことを明らかにし、GSのバンパービームを展示した。
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エフ・シー・シー、ドイツZF社の9速自動変速機向けに摩擦板を供給
エフ・シー・シーは、同社が生産する摩擦板がドイツZF社の9速自動変速機「9HP」の湿式多板クラッチに採用したことを明らかにし、9HPのカットモデルと摩擦板を展示した。9HPにはドグクラッチが2個あるが、それ以外のすべてのクラッチの摩擦板がエフ・シー・シー製だ。
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HKS、排気量1L以下の“ダウンサイジングエンジン”向けスーパーチャージャーを開発
エッチ・ケー・エス(HKS)は、排気量が1L以下と小さなガソリンエンジンに使えるスーパーチャージャーを開発し、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。排気量を抑えながら出力を高める“ダウンサイジングエンジン”の過給器として使うことを想定する。
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アドヴィックス、コスト競争力を高めた回生協調ブレーキシステムを開発---ガソリン車向けブレーキを基に開発
アドヴィックスは、ハイブリッド車(HEV)向けにコスト競争力に優れる回生協調ブレーキシステム「ESC回生協調ブレーキシステム」を開発、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した(図)。ガソリンエンジン車に搭載する現行のブレーキシステムをベースに、…
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マツダ、レンジエクステンダー型EVの試作車を展示
マツダは、レンジエクステンダー型電気自動車(EV)の試作車を、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2014」で展示した(図1)。2012年からリース販売している「デミオEV」に、ロータリーエンジンを付加してレンジエクステンダーとしたものである。
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住友電装、外部ネットワーク対応の車載ゲートウエイECUを開発、ハッキング対策を盛り込む
住友電装は、複数系統の車載LANなどの接続を中継する電子制御ユニット(ECU)「セントラルゲートウエイ」を開発し、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。2013年に出展した従来品に比べて、外部ネットワークとの中継機能を加えた点が特徴である。…
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大成プラス、インパネ補強部品を試作し金属-樹脂接合技術をアピール
大成プラス(本社東京)は、金属に独自の表面処理を施して樹脂を強固に接合する「NMT」技術を用いたインスツルメント・パネル(インパネ)の補強用部品を「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に展示した。アルミニウム合金の管(トランスバースパイプ)に樹脂製のブ…
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ユタカ技研が8速DCT用のトルコンを開発、Acura「TLX」向け
ユタカ技研は8速DCT(Dual Clutch Transmission)用のトルクコンバータを開発し、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。ロックアップ用クラッチのダンパー部に、通常は1個使うところのばねを2個にしたことが特徴。ホンダが2…
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丸文、自動車外板の凹凸などを非接触で検査できる装置を参考出展
丸文は、自動車ボディ表面の凹凸やパネル間のギャップなどを非接触で測定する米8-Tree社製の携帯型装置「dentCHECK」を「人とくるまのテクノロジー展2014」に参考出展した。非接触式の3D測定装置の一種で、なめらかな表面を対象とする。測定結果を色画像にして、測定対象に投影するのが特徴だ(図1…
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ZMPが60km/hでの自動運転に成功、HEVベースの実験車などを展示
ZMPは2014年5月に実施した自動運転技術の実験で、60km/hでの自動運転に成功した。同実験で使用した車両と実験の様子を記録した動画を、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2014」で公開した。
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ホンダ、次期「NSX」向けの大出力ハイブリッドシステムを展示
ホンダは、スポーツカーの次期「NSX」のパワートレーンの開発モデルを「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)で展示した(図)。これまで報道関係者向けのイベントで展示したことはあるが、一般公開するのは初めて。
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住友化学が光透過率50%の有機薄膜太陽電池を展示、自動車の窓や天井への適用を探る
住友化学は、透明性に優れる有機薄膜太陽電池を開発し、展示会「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。自動車の窓や天井などの潜在的な需要を確かめるのが目的である。
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小高精密と東京鋲兼、CFRP製の管とCFRTP製の継ぎ手を組み合わせたスペースフレームを提案
小高精密と東京鋲兼は、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製の管をCFRTP(炭素繊維強化熱可塑性樹脂)製の継ぎ手でつないだスペースフレームの模型を展示した。
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英Lotus社、チタン合金製サブフレームを試作
英Lotus社と英Caged Laser Engineering社 は、Lotus社の「Exige S」のサブフレームをチタン合金製にしたものを試作、展示した。質量を鋼製より18kg、36%減らした。実車走行を既に始めたが、あくまでの実験車で、市販の予定はないという。
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大成プラス、アルミ/PP/アルミの3層で水に浮く構造材を展示
大成プラスは、アルミ/PP(ポリプロピレン)/アルミの構造材「メタルサンド」を開発し、メタルサンドで造ったシートフレームの一部を展示した。水に浮くほど軽いことを水槽に浮かべて示した。
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ドイツMahle社、スズキの軽自動車用ヘッドカバーの肉厚を1.5mmに下げて軽くする
ドイツMahle社は肉厚を1.5mmに下げて軽くしたスズキの軽自動車用ヘッドカバーを展示した。材質はPA66にガラス繊維を34%入れたもの。既にスズキが軽自動車「ハスラー」向けエンジンに採用した。
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Valeo社、200m先のトラックを認識できる赤外線レーザーレーダー展示
フランスValeo社は「人とくるまのテクノロジー展 2014」(2014年5月21~23日)に、200m先のトラックを認識できる赤外線レーザーレーダーを展示した。同センサーを搭載した車両を一般道を走らせるデモ走行も実施した。
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三菱電機、同じ生産設備で出力を20~50kWまで造り分けられるHEV用駆動モーターを開発
三菱電機は、ハイブリッド車(HEV)用の駆動モーターを開発し、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。同じ生産設備で出力が20k~50kWのものを造り分けられることが特徴。自動変速機のトルクコンバーター部をクラッチと開発品に置き換える1モータ…
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東海ゴム工業、歩行者保護性能を備えるウレタン製エンジンカバーを開発
東海ゴム工業は、歩行者保護性能を付与したエンジンカバーを開発、サンプル品を「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した(図)。柔らかくクッション性があるウレタンで成形することで、事故時に人間の頭部に与える衝撃の吸収性を高めた。
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日本CDH、キヤノンのMRシステムとCAEのポストプロセッサーを連携させたシステムを出展
日本CDH(本社横浜市)は、有限要素法に用いるポストプロセッサー「Animator4」(独CDH社)をキヤノンのMR(Mixed Reality)システム「MREAL」と組み合わせたシステムを「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21~23日、パシフィコ横浜)に出展した。解析計算の…