GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長兼CEOの川上潤氏
GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長兼CEOの川上潤氏
[画像のクリックで拡大表示]
ITEM期間中に展示会場で「Liver 1000 Challenge」と呼ぶ取り組みを行った。GEヘルスケアの肝疾患向けソリューションへの「いいね!」を1000集めることを目指したもの。
ITEM期間中に展示会場で「Liver 1000 Challenge」と呼ぶ取り組みを行った。GEヘルスケアの肝疾患向けソリューションへの「いいね!」を1000集めることを目指したもの。
[画像のクリックで拡大表示]

 GEヘルスケア・ジャパン 代表取締役社長兼CEOの川上潤氏は「2014国際医用画像総合展(ITEM 2014)」(2014年4月11~13日にパシフィコ横浜で開催)において、肝臓疾患(肝疾患)に向けたソリューションの提供を強化する方針を発表した。現状で約300件という関連製品の国内導入実績を、2017年までに1000件に増やすことを目指す。

 日本は肝疾患患者が多い一方で、診断・治療の水準が高く、肝臓がんなどの治療成績は世界的にみても良好である。そこで「肝疾患に対するソリューションを日本で作り、世界へ発信することには非常に意味がある。日本を肝疾患ソリューションのCOEと位置付けていく」(川上氏)という。

 同社は肝疾患向けソリューションとして、肝臓の硬さ(線維化の程度)を非侵襲で調べられるMRI用エラストグラフィ技術「MR Touch」や、超音波診断装置とその他の診断装置の画像をフュージョン表示できる「Volume Navigation」などを提供してきた。また、肝疾患の診断にしばしば使われる超音波診断装置については、心臓部品であるプローブの製造を同社 日野工場で手掛けている。今後、肝疾患向けに「次から次へとソリューションを提供していく」(川上氏)考えだ。