「今後の自動車市場の行方」「国内自動車産業が今後成長していくために重視すべき戦略」「大手部品メーカーにおけるこれまでの常識にとらわれない新しい試み」などを紹介するセミナー「次世代自動車セミナー、202X ―クルマの未来」が2014年4月23日に東京で開催される。同セミナーをリポートする。
連載
次世代自動車セミナー、202X――クルマの未来
2014年4月23日に東京で開催
目次
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「部品メーカーは自立性が低下し、独自の技術戦略が不足」--日本自動車部品工業会技術担当顧問の松島氏
「日本の自動車業界の取引構造が特殊であるため、部品メーカーは自立性が低下し、独自の技術戦略が不足している」――。日本自動車部品工業会技術担当顧問の松島正秀氏は、2014年4月23日に開催した「次世代自動車セミナー、202X ―クルマの未来」でこうした分析を明らかにした。
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「世界販売台数に占めるシェアはSUVが伸び、Dセグメントは減少傾向」--バークレイズ証券吉田氏が自動車市場の未来を語る
「過去10年の世界市場の販売台数におけるセグメント別シェアを見ると大幅に伸びたのがSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)で、一方Dセグメントは減少している。今後もこの傾向は続く」――。
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「機能進化のための開発リソース確保へ向け『先読み』『引き寄せ』『構え』の徹底を」、ローランド・ベルガーの長島氏が講演
「今後、運転支援/自動運転や次世代パワートレーン、つながる車など、機能進化に伴う新しい装備がすごいスピードで自動車に搭載されていく。そこでポイントになるのが、そうした機能進化に対応するための開発リソースと原資をいかに確保するか、である」。2014年4月23日開催の「次世代自動車セミナー、202X ―…
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標準化で「グローバル供給力」を実現---ヨロズ・佐藤社長が生き残りに向けた戦略を語る
「我々のようなサプライヤーには『グローバル供給力』が求められている」――。ヨロズ代表取締役社長の佐藤和己氏は、2014年4月23日に開催された「次世代自動車セミナー、202X ―クルマの未来」で同社の戦略を明らかにした。