共有情報はタイムラインで表示される
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手書きのメモを共有した例
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パートナーのアプリを利用できる
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 ソフトバンクテレコムと日本エンブレースは、2014年4月9~11日に東京ビッグサイトで開催している「MEDTEC Japan 2014」において、医療・介護関係者向けの専用SNS「メディカルケアステーション」を出展した。情報の共有に必要な人だけが参加できるようにした完全非公開型のSNSであることが特徴だ。

 主に、地域包括ケアを担う複数の業種間での情報共有の用途を想定する。従来の病院内だけの情報共有ではなく、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムにおいては、多業種・多職種間での情報共有が必要になってくる。こうしたニーズに対応したSNSである。

 利用者はスマートフォンやタブレット端末を利用してSNSにアクセスする。SNS上では、参加者が投稿した情報がタイムラインで表示されるという非常にシンプルなシステムだ。利用料は無料。「提供開始から半年強ほど経ったが、既に700~800の導入事例がある」(ソフトバンクテレコム)という。

 メディカルケアステーション上では、「日医標準レセプトソフト」など、パートナーが提供するアプリ(アプリケーション・ソフトウエア)を利用することもできる。例えば、医療文章の作成などを支援する「WOLF」、訪問看護・訪問介護に関わる情報を一元化して共有できる「ハピネスナース」などがある。