村田製作所による展示
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村田のBluetooth LEモジュール
村田のBluetooth LEモジュール
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TDKによる展示
TDKによる展示
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TDKのBlurtooth LEモジュール
TDKのBlurtooth LEモジュール
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アルプス電気による展示
アルプス電気による展示
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アルプス電気のBluetooth LEモジュール
アルプス電気のBluetooth LEモジュール
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 2014年4月9日に開幕した医療機器の設計・製造に関する展示会「MEDTEC Japan 2014」では、電子部品メーカーから、フィットネスや健康管理に使うウエアラブル機器への適用を想定した低電力版Bluetooth(Bluetooth LE)モジュールの出展が相次いでいる。村田製作所やTDK、アルプス電気などの大手が出展し、モジュール寸法などでしのぎを削っている。

小型・低消費電力の特徴生かす

 村田製作所はサンプル出荷中のBluetooth LEモジュールを出展した。寸法はアンテナ内蔵品が7.4mm×7.0mm×1.0mm、非内蔵品が5.4mm×4.4mm×1.0 mm。ともに2014年夏に量産を開始する。現状では民生機器向けの引き合いが多いが、今後はウエラブル機器市場の開拓を目指す。

 TDKは独自のIC内蔵基板「SESUB(Semiconductor Embedded in SUBstrate)」を用いたBluetooth LEモジュールを出展した。モジュール寸法は4.6mm×5.6mm×1mmで、ICを基板に内蔵しない場合に比べて実装面積を65%低減できるという。2014年2月から量産中である。ブースでは、同モジュールを加速度センサーや気圧センサーと組み合わせたペンダント型のウエアラブル機器への適用を想定した展示を行っている。

 アルプス電気の展示は、センサー製品群のラインナップの豊富さを訴求したもの。地磁気と加速度、照度、温湿度、気圧を測る5種類のセンサーとBluetooth LEモジュールを組み合わせた小型モジュールを出展した。5種類ものセンサーを搭載しながら、モジュール寸法は9mm×24mm×4.5mmと小さい。同モジュール中のBluetooth LEモジュールの寸法は4.45mm×4.7mm×1mm。ウェルネス分野での採用を見込んでおり、サンプル品を提供して用途開拓を進めていく。