世界的なエネルギー問題の解決に向けた分散型エネルギーシステムに関する国際シンポジウムの講演内容などについてレポートする。第1回は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催された。
第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム
2014年1月14~15日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催
目次
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「再生可能エネルギーで貧しい人々により良い生活環境を」
エネルギーと地球温暖化についてIPCC議長のRajendra Pachauri氏が語る(後編)
気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)議長のRajendra Pachauri氏による講演の後編。同氏は、地球温暖化の現状と予測、対策コストへの考え方などに触れつつ、その緩和策としての再生可能エネルギーへの期待を…
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「我々は開発の在り方を大きく変えなければならない」
エネルギーと地球温暖化についてIPCC議長のRajendra Pachauri氏が語る(前編)
エネルギー・ポートフォリオの多様化に向けて、再生可能エネルギーへの期待が高まっている。だが、その普及にはさまざまな障壁もある。そうした中、気候変動に関する政府間パネル(IPCC:Intergovernmental Panel on Climate Change)議長のRajendra Pachau…
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「太陽電池で新興国の非電化地域をサービス対象に」、Orange社の戦略
「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」(2014年1月14~15日、沖縄科学技術大学院大学)では、フランスの大手通信会社であるOrange社(旧France Telecom社)の非電化地域に向けた戦略が紹介された。研究開発関連会社であるOrange Labs Networks社のTh…
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プロペラによる海流発電、低コストな有機薄膜太陽電池---分散型エネルギーに向けたOISTの研究
「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」〔2014年1月14~15日、沖縄科学技術大学院大学(OIST)〕では、分散型エネルギーシステムの普及に向けて2つの技術が主催者のOISTから紹介された。OIST教授の新竹 積氏らによるプロペラを用いた海流発電と、同准教授のYabing Qi氏ら…
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「再生可能エネルギーは魅力的な選択肢となった」、IPCCのPachauri議長が推進を促す
分散型エネルギーについて議論する「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」(2014年1月14~15日、沖縄科学技術大学院大学)では、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議長であるRajendra Pachauri氏が「気候変動とエネルギーの選択」と題して講演を行った。同氏は、地球…
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分散電源システム備える研究用住宅施設をソニーCSLなどが公開、住宅間で直流による電力融通
沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開催された「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」(2014年1月14~15日)では、太陽電池や蓄電池などから成る分散電源システムを備えた住宅施設が参加者向けに公開された。ソニーコンピュータサイエンス研究所やOIST、沖創工などが研究を進めているもの…
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分散型エネルギーシステムでこそ“統合”が重要に、Alstom社のスマートシティー戦略
仏Alstom社の最高イノベーション責任者のRonan Stephan氏は、「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」(2014年1月14~15日、沖縄科学技術大学院大学)で講演し、世界各地で取り組みが進むスマートシティーに関する戦略を明らかにした。さまざまなサービスや技術を組み合わせる…
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「エネルギーはみんなで作ってみんなで使う」、分散型エネルギーシステムの国際シンポジウムが開幕
分散型エネルギーシステムについて議論する「第1回オープンエネルギーシステム国際シンポジウム」が2014年1月14日に沖縄科学技術大学院大学(OIST)で開幕した。国内外から有識者を招き、世界が直面しているエネルギー問題やそれを解決するための技術、ビジネスモデルなどに関する講演が行われる予定だ。