デバイス 半導体や電子部品を使い倒す
 

ソニーがテニスを科学する、センサーでプレーを可視化

久米 秀尚=日経エレクトロニクス
2014/01/11 10:09
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図1 ソニー・ブースの様子。プレーがリアルタイムで解析されていた
図1 ソニー・ブースの様子。プレーがリアルタイムで解析されていた
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 米国最大の家電見本市「2014 International CES」(米国ラスベガス、2014年1月7日~10日)のソニー・ブースでは、テニスができる(図1)。同社が開発した、テニス・ラケットに装着するセンサー・デバイス「Play Sports Tennis Sensor」を、来場者が実際に試せるコーナーである。

 Tennis Sensorは、ラケットのグリップ・エンド(下端)に装着して使用する(図2)。質量は9g。Tennis SensorとスマートフォンをBluetoothで接続し、専用のアプリケーション・ソフトウエア(アプリ)でセンサーからのデータを受け取り、解析する。Tennis Sensorは加速度センサーと角速度(ジャイロ)センサー、振動センサーを内蔵しており、ラケットを振る動作やボールを打った衝撃などを測定している。

 具体的には、(1)ボールを打った回数、(2)ボールをとらえた位置、(3)スイングの種類、(4)スイングのスピード、(5)ボールのスピード、(6)ボールのスピン速度などを判定できる(図3)。

 例えば(2)ボールをとらえた位置は、ラケットのガットのどの位置でボールを打ったかを、振動センサーのデータから瞬時に判定する。「ラケットでボールを打ったときの振動は、ミートした位置で違う」(開発担当者)ことを利用した。

 (3)スイングの種類は、フォア・ハンドあるいはバック・ハンドで打ったかを判断できる。アプリを利用する際に右打ち/左打ちを選択する必要はあるものの、加速度センサーやジャイロ・センサーの情報からラケットの軌道を推定し、スイングの種類を見極めることが可能という。

 製品化に関しては、「今のところ具体的な製品化の予定はないが、近い将来には実用化したいと考えている」(同社の担当者)と意気込む。開発のきっかけは、「テニスが好きだったから」(担当者)とのこと。ちなみに、ソニーは2014年3月に米国マイアミで開催されるテニスの国際トーナメント「Sony Open Tennis」の冠スポンサーを務める。

図2 「Play Sports Tennis Sensor」の外観。ボタンは電源とBluetooth接続用の2個のみ
図2 「Play Sports Tennis Sensor」の外観。ボタンは電源とBluetooth接続用の2個のみ
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図3 プレー終了後は解析結果を示してくれる
図3 プレー終了後は解析結果を示してくれる
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