「第43回東京モーターショー2013」が2013年11月22日に開幕する。プレスデーは11月20~21日、特別招待日(開会式)は11月22日、一般公開日は11月23日~12月1日。同モーターショーをレポートする。
東京モーターショー2013
2013年11月22日~12月1日、東京ビッグサイトで開催
目次
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テラモーターズとプロッツァがEV三輪タクシーを出展、フィリピンの開発プロジェクト向け
フィリピン政府は、約350万台と言われる三輪タクシー(トライシクル)の電気自動車(EV)化プロジェクトを推進中である。2012年12月に、アジア開発銀行が3億ドルの融資を決定したことで、2017年までに10万台のEV三輪タクシーの生産計画が動き出した。このプロジェクトに向けて、世界各国の小型EVメー…
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ヨロズ、中国市場向けの車種用に低コストなサブフレームを出展
ヨロズは、中国市場で販売するホンダの「アコード」向けにコストを抑えたサブフレームを開発、「第43回東京モーターショー2013」(一般公開2013年11月23~12月1日、東京ビッグサイト)に出展した(図)。生産を中国で行うことに加えて、金型とロボットや治具を含む溶接設備の調達も現地化。金型と溶接設…
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Schaefflerグループ、48V対応の部品を多数展示
ドイツSchaefflerグループは東京モータショーで、48V電源に対応したパワートレーンおよびシャシー部品を多数展示した。
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Jaguar社、ゴルフバッグが二つ入る「Fタイプ」のクーペ仕様を初公開
英Jaguar社は東京モーターショーで、「Fタイプ」のクーペ仕様を初めて公開した。2011年のフランクフルトモーターショーで発表したコンセプト「C-X16」のデザインに基づいており、既に販売しているコンバーチブルに追加した。
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NTN、摩擦抵抗を33%減らし、燃費を約0.28%改善したハブベアリングを展示
NTNは、「超低フリクションハブベアリング」を開発、「東京モーターショー」に出展した。同社は2009年に、軸受内部の諸元を最適化し、シールの形状を最適にすることにより、耐泥水性を損なうことなく回転の摩擦抵抗をそれまでより15%減らした「低フリクションハブベアリング」を開発し、市場に展開してきた。今…
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BMW社が2014年春に発売する新型「MINI」を公開、「COOPER」は3気筒ターボ
ドイツBMW社は東京モーターショーで、2014年春に世界で発売する新型「MINI」を公開した。最初に日本市場に導入するグレードは「COOPER」と「COOPER S」の2種類。
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Volkswagen社、PHEVのコンセプト車「twin up!」を世界初公開
ドイツVolkswagen社は東京モーターショーで、プラグインハイブリッド車(PHEV)のコンセプト車「twin up!」を世界で初めて公開した。排気量0.8Lの2気筒エンジンに、モータ、DCT(Dual Clutch Transmission)を組み合わせた。
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日本板硝子、トヨタ「i-ROAD」に世界で最も薄い自動車用合わせガラス
世界で最も薄い自動車用合わせガラスが「東京モーターショー」に現れた。トヨタ自動車が出展したパーソナルモビリティ「i-ROAD」用に日本板硝子が納めた前面窓は、同社の調べでは、自動車ガラスの前面窓としては世界で最も薄い。車外側2.0mm+車内側1.0mmの合わせガラス。2枚のガラスの間には中間膜が挟…
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ダイハツ、オール樹脂製ボディーの軽オープン車を出展---ポリカーボネートや熱硬化樹脂を採用へ
ダイハツ工業は、2014年に市販を予定している、ボディの全てに樹脂を使う軽オープン車「KOPEN」(コペン)を「第43回東京モーターショー2013」に展示した。鋼板製の独自のシャシー骨格に樹脂製の外板/内板を組み付ける構造で、樹脂製外板を“着せ替える”ことで、デザインをガラリと変えることができる(…
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TPR、ラミネート式の電気二重層キャパシタを展示
TPRはラミネート式の電気二重層キャパシタを「東京モーターショー」に展示した。TPRと岡谷電機産業が合弁で設立した新会社TOCキャパシタの製品だ。TPRはもともとピストンリングのメーカーで、この分野の技術の蓄積がないことを認めるが、内燃機関関連の仕事ばかりでは将来の不安があるために進出したという。…
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ダイハツの燃料電池車、水加ヒドラジンに次ぐ燃料はジアミノウレア
ダイハツ工業は燃料電池車のコンセプトカー「FC 凸 DECK」を「東京モーターショー」に展示した。他社が水素燃料での実用化を狙う中、同社は使い勝手の良い液体燃料にこだわっている。ボトルを交換する方式で液体燃料を補給する。前回のモーターショーに展示した「FC 商CASE」は水加ヒドラジンを燃料にして…
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デルタツーリング、シートレールを980MPa、厚さ1.4 mmから590 MPa・1.0 mmに
デルタツーリングは引張強さが590MPa、厚さが1.0mmのシートレールを「東京モーターショー」に展示した。現在「アテンザ」に使っているシートレールは980MPa、1.4mmだから、大幅に安く、薄い鋼板になる。
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住友電装、「アコードハイブリッド」向けの電池配線モジュールを展示
住友電装は、既に発売した「アコードハイブリッド」「同PHEV」向けの電池配線モジュールを「東京モーターショー」に展示した。セルを並べた上にこのモジュールを載せ、セルから突き出した端子のボルトにナットを締めて固定する。隣り合ったセル同士をつなぐ銅製のバスバーと、それを収容する樹脂製のケースがある。
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三菱電機、EVの制御性の良さを引き出すコンセプトカー「xEV」を展示
三菱電機はコンセプトカー「xEV(エックスイーブイ)」を「東京モーターショー」に展示した。前輪に1個、後輪は左右を独立して駆動する2個のモータを積んだ最大出力125kWの4輪駆動EV(電気自動車)。モータを制御する技術により、さまざまな路面状況に対応したEVの走りを提案する。
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ブリヂストンの空気なしタイヤ、転がり抵抗を減らした第2世代を展示
ブリヂストンは前回も展示した空気なしタイヤの耐荷重性、走行性能を上げ、転がり抵抗を減らした第2世代を開発し、「東京モーターショー」に展示した。空気を充填する必要がないため、パンクの心配がなくなるとともに、メンテナンスを省くことができる。第1世代は車両質量100kg、最高速度6km/h対応だったが、…
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三菱自動車、1.1L直噴ターボエンジン搭載の6人乗りミニバン「Concept AR」を出展
三菱自動車は、6人乗りミニバンに排気量1.1Lまでダウンサイジングしたガソリンエンジンを搭載するコンセプト車「Concept AR」を「第43回東京モーターショー2013」に出展した。最大トルクは180~200N・m程度に達するとみられ、「2.0Lエンジン並みを実現」(同社)するという。
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レクサスの新型クーペ「RC」、「GS」のプラットフォームとクラウンのパワートレーンを搭載
トヨタ自動車は、レクサスブランドの新型FR(前部エンジン・後輪駆動)クーペ「RC」を「第43回東京モーターショー2013」に出展した。同ブランドのセダン「GS」の下、同「IS」の上に位置付ける車両で、2014年後半に発売する計画。GSとISの中間にあるため、販売価格は600万円前後と予想できる。
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トヨタ車体、2人乗りの「コムス」を出展
トヨタ車体は超小型EV(電気自動車)「コムス」を2人乗りにした参考出展車「T・COM」を東京モーターショーに展示した(図1)。「コムス」は1人乗りだったが、国土交通省の定める「超小型モビリティ認定制度」に対応して2人乗りを追加した。
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ダイハツ、ワンタッチ着せ替えは展示用限定
ダイハツ工業は軽オープン車「KOPEN」を展示した。骨格構造に樹脂製のカウルを被せ、自由に着せ替える考え方を、前回展示したコンセプト車「D-X」から引き継いだ。前後バンパ、ボンネット、トランクフード、前後フェンダ、ドアなど12部品を交換できる。
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豊田自動織機、EV専用プラットフォームを開発---高張力鋼板を増やして軽く安く
豊田自動織機は、電気自動車(EV)向けに専用のプラットフォームを開発、「第43回東京モーターショー2013」(一般公開2013年11月23~12月1日、東京ビッグサイト)に出展した(図)。軽自動車からコンパクトカー級までのEVを想定する。駆動用モータやインバータ、2次電池といったEV用部品の搭載に…