Windows 8.1搭載の8型タブレット端末「Encore」
Windows 8.1搭載の8型タブレット端末「Encore」
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 東芝は2013年9月6日(欧州時間)からドイツ・ベルリンで開催されているエレクトロニクスの見本市「IFA2013」で、現地で同年9月5日に発表したWindows 8.1搭載の8型タブレット端末「Encore(アンコール)」を展示している。米Microsoft社が同年10月18日にリリースを予定しているWindows 8.1に最適化しており、「サイズは小さいが、Windowsがスムーズに動作するので快適に利用できる」(東芝)という。

 Encoreの液晶ディスプレイの解像度は1280×800画素で、5点マルチタッチに対応する。主記憶は2Gバイト、内蔵ストレージは32Gバイトまたは64Gバイトである。採用CPUは「Latest Intel Atom architecture」としており、詳細は明らかにしていないが、米Intel社が2013年後半に投入予定のタブレット端末向けSoC「Bay Trail-T(開発コード名)」とみられる。

 外部インタフェースとして、microUSBとmicroHDMIの端子、microSDカードのスロットを1つずつ備える。無線はWi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n)とBluetoothに対応し、ジャイロやGPSなどの各種センサも搭載。この他、前面に200万画素、背面には800万画素のカメラも備える。サイズは213mm×135.9mm×10.68mmで、質量は450~480gである。内蔵の2次電池で最大7時間の連続稼働が可能という。

 発売時期は、米国は2013年11月、欧州は同年第4四半期になる見通し。価格は米国が329.99米ドル、欧州は299ユーロ程度である。「Microsoft Office Home & Student 2013」がインストールされた状態で販売する。日本での発売時期や価格は今のところ未定であるが、「年内を目処に発売を計画している」(東芝)という。