図1 実演の様子。写真右側にKinectがある
図1 実演の様子。写真右側にKinectがある
[画像のクリックで拡大表示]
図2 Kinectの後側から撮影した画像。奥に見えるディスプレイにKinectで取得した各種データが映し出される
図2 Kinectの後側から撮影した画像。奥に見えるディスプレイにKinectで取得した各種データが映し出される
[画像のクリックで拡大表示]
図3 同時に6人を検知可能
図3 同時に6人を検知可能
[画像のクリックで拡大表示]
図4 RGBカメラで撮影した映像を奥のディスプレイに表示
図4 RGBカメラで撮影した映像を奥のディスプレイに表示
[画像のクリックで拡大表示]
図5 撮影した赤外映像を奥のディスプレイに表示
図5 撮影した赤外映像を奥のディスプレイに表示
[画像のクリックで拡大表示]
図6 各部位の力の入り具合を検知しており、結果をディスプレイの左上に表示している。ディスプレイに白い円形のエフェクトが表示されているのは、中央の男性が勢いよく手を上げたからである
図6 各部位の力の入り具合を検知しており、結果をディスプレイの左上に表示している。ディスプレイに白い円形のエフェクトが表示されているのは、中央の男性が勢いよく手を上げたからである
[画像のクリックで拡大表示]
図7 中央の男性の心拍数を測定している。その結果を、ディスプレイの左上に表示している
図7 中央の男性の心拍数を測定している。その結果を、ディスプレイの左上に表示している
[画像のクリックで拡大表示]
図8 顔認識の結果を、ディスプレイの左上に表示している
図8 顔認識の結果を、ディスプレイの左上に表示している
[画像のクリックで拡大表示]
図9 コントローラを持つユーザーの顔写真のそばにマークが付く。写真では、中央の男性が左(男性から見て右)の女性にコントローラを渡そうと、コントローラを持った手を女性側に動かしている。しかし、男性がコントローラをまだ手に持っているので、男性がコントローラを持っているときちんと認識している
図9 コントローラを持つユーザーの顔写真のそばにマークが付く。写真では、中央の男性が左(男性から見て右)の女性にコントローラを渡そうと、コントローラを持った手を女性側に動かしている。しかし、男性がコントローラをまだ手に持っているので、男性がコントローラを持っているときちんと認識している
[画像のクリックで拡大表示]

 米Microsoft社は、同社の次世代の据え置き型ゲーム機「Xbox One」に同梱される、ジェスチャー入力コントローラ「Kinect」の新バージョンの動作実演をゲーム関連の世界最大級の展示会「Electronic Entertainment Expo(E3)」(2013年6月11~13日、米国ロサンゼルス開催)で披露した(図1、2)。展示ブースでは、現行のKinectに比べて、性能向上や機能拡張を果たした点を訴求していた。

 ジェスチャーなどを同時に検知できる人数は6人で、1人当たりの検知ポイント(ジョイント)数は25である(図3)。現行のKinectは、同2人で20ポイントだった。一度に取得できる距離画像の画素数に関しては詳細を明かさなかったが、「現行のKinectに比べて3倍」(説明員)とする。距離画像のセンサ方式を現行のKinectから変えることが、実現につながったという。新しいKinectでは「TOF(time-of-flight)方式」を採用する。なお、距離画像のフレーム速度は30フレーム/秒とする。

 RGBカメラのカメラで1080pの映像を撮影できる(図4)。現行のKinectではVGAだった。加えて、新しいKinectでは赤外(IR)映像も取得できるようになった(図5)。

 この他、ユーザーの各部位の力のかかり具合や心拍数、顔認識も可能になった(図6~8)。いずれも同時に6人分を検知できるとする。心拍数は、RGBカメラやIRカメラで習得した頬の映像を基に推定しているという。実演では、コントローラを持つユーザーを特定する機能も紹介していた(図9)。

 なお、ジェスチャーを検知できる最短距離は80cmである。