海外市場のみで7月から販売する「TYPE HEAVEN」。キーの機構は「REALFORCE」と同じ静電容量無接点方式を採用する。フレームのデザインは一新した
海外市場のみで7月から販売する「TYPE HEAVEN」。キーの機構は「REALFORCE」と同じ静電容量無接点方式を採用する。フレームのデザインは一新した
[画像のクリックで拡大表示]
キートップの樹脂を変更したことで「若干軽く感じる人もいる」(東プレ)
キートップの樹脂を変更したことで「若干軽く感じる人もいる」(東プレ)
[画像のクリックで拡大表示]
REALFORCEはダンボールの素材そのままの地味な茶色い箱だった。海外では「安い製品しかそうしたパッケージは使わない」とのことで、「TYPE HEAVEN」では黒をベースに金色の文字を入れるデザインにした
REALFORCEはダンボールの素材そのままの地味な茶色い箱だった。海外では「安い製品しかそうしたパッケージは使わない」とのことで、「TYPE HEAVEN」では黒をベースに金色の文字を入れるデザインにした
[画像のクリックで拡大表示]

 東プレは2013年6月4日から8日にかけて台湾・台北市で開催されているIT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」で、海外市場向けの新ブランド「TYPE HEAVEN」のキーボードを展示した。中国で生産することでコストを下げ、販売価格を抑えた。7月から発売する。

 東プレはこれまで「REALFORCE」シリーズとしてキーボードを展開してきた。「静電容量無接点方式」という、パソコン向け製品にはあまりない機構を採用している点が特徴で、耐久性に優れるものの、ほかのキーボードよりも高価だった。

 TYPE HEAVENは、REALFORCEを作る日本の工場ではなく、中国の工場で生産する。キートップの素材もREALFORCEのABS樹脂からPBT樹脂に切り替えてコストを下げた。キートップの文字はREALFORCEの昇華印刷ではなくレーザー印刷。キータッチに影響するラバーカップは、REALFORCEと同じものを使っているという。

 インタフェースはUSB。キーの荷重は45gで6キーロールオーバーに対応する。外装は新たにデザインして、パッケージも一新した。製造コストを削減する一方で、キーの耐久性はREALFORCEの3000万回から5000万回に引き上げた。海外でREALFORCEは200ドル以上で販売されている。「TYPE HEAVENは150~180ドルになる」(東プレ)という。日本では販売しない。

この記事はPC Onlineニュース「COMPUTEX TAIPEI 2013」から転載したものです。