厚みがあるプレートを並べた構造のラジエーターが特徴的な「ELC-LT240」。写真の試作機はホースが樹脂製だが、製品版はゴムになるという。
厚みがあるプレートを並べた構造のラジエーターが特徴的な「ELC-LT240」。写真の試作機はホースが樹脂製だが、製品版はゴムになるという。
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12cm角ファンが1個の「ELC-LT120X」。新型のファンを採用した。
12cm角ファンが1個の「ELC-LT120X」。新型のファンを採用した。
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手ごろな価格と十分な冷却性能で人気の「ETS-T40」のファンを9cm角に変更した小型版が8月頃に発売の予定だ。
手ごろな価格と十分な冷却性能で人気の「ETS-T40」のファンを9cm角に変更した小型版が8月頃に発売の予定だ。
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ETS-T40のカラーバリエーションを展示。発売予定は無いというが、オリーブグリーンのモデルはミリタリーテイストがゲームプレーヤーに受けそうだ。
ETS-T40のカラーバリエーションを展示。発売予定は無いというが、オリーブグリーンのモデルはミリタリーテイストがゲームプレーヤーに受けそうだ。
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会場で展示されていたファンレス電源ユニットの試作品は2種類あったが、550Wと650Wで異なるわけではなく、製品版ではどちらかのデザインになるという。
会場で展示されていたファンレス電源ユニットの試作品は2種類あったが、550Wと650Wで異なるわけではなく、製品版ではどちらかのデザインになるという。
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 2013年6月4日から台湾・台北市で開催しているPC/ITの展示会「COMPUTEX TAIPEI 2013」において、Enermax Technologyは水冷CPUクーラーや電源ユニットなどの新製品を展示した。

 今回展示した新型の水冷CPUクーラー「Liqtech」シリーズは、ラジエーターに一般的な熱交換器で使われる薄いコルゲートフィンに替えて、ヒートシンクのような板状のフィンを採用しているのが特徴。フィンが丈夫なので、取り付け時に痛む心配が少ない。ファンは、風圧を高めたという新型だ。従来製品はホースが樹脂製だったが、新製品はゴム製になり柔軟性が増した。大きなアルミニウム製ブロックのヘッド部は高級感がある。内部には、冷却液の抵抗を減らしつつ冷却効率を高めたという薄いフィンがある。

 ラジエーターに12cm角ファンが2個付く「ELC-LT240」は、9月頃に発売する予定だ。価格は119.99米ドル。12cm角のファンが1個の「ELC-LT120X」の発売は7月で、価格は99.99米ドルだ。

 国内で売れ筋製品となっている空冷CPUクーラー「ETS-T40」の小型版「ETS-N30」も発売予定だ。ファンは9cm角となり、高さは134mmに抑えられる。小型のPCケースでも使えるだろう。ETS-T40のカラーバリエーションも展示していたが、こちらは発売予定が無いという。

 同社としては初めてとなるファンレスの電源ユニットも注目だ。出力は550Wと650Wと大きいが、冷却ファンは無く、アルミニウム製の本体がヒートシンクとして機能する。80 PLUS PLATINUM認証を取得。ケーブルは全て着脱式だ。発売は9月以降で、価格は未定。

この記事はPC Onlineニュース「COMPUTEX TAIPEI 2013」から転載したものです。