2013年6月4日から8日まで台湾・台北市で開催されていたIT見本市「COMPUTEX TAIPEI 2013」で、台湾MSIは高解像度の液晶パネルを搭載したノートパソコンなど、新製品やコンセプトモデルを展示した。各製品の日本での発売時期や価格は、取材時点では未定とのことだった。

 2880×1620ドットという高い解像度の液晶パネルを搭載していたのはゲームプレーヤー向けモデルの「GT60 3K Edition」。IPS方式の15.5型で、1インチ当たり213ドットと高精細。CPUは第4世代Coreの高性能モデルである、Core i7-4930MX。グラフィックスチップも最高クラスの性能がある「GeForce GTX 780M」(米エヌビディア、メモリー4GB)だ。メモリーはDDR3L-1600を16GB搭載する。Mini DisplayPort×2とHDMIの出力端子を備える。

2880×1620ドットの15.5型液晶を搭載した「GT60 3K Edition」。ゲームプレーヤー向けモデルで、バックライト付きのキーボードを備える
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タスクバーにあるアイコンや、右端の時計の文字を見て分かるように、画面は極めて精細だ。グラフィックス性能が高いため、3Dベンチマークソフトはスムーズに動いていた
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 ユニークな製品としては「GS70」のコンセプトモデルがあった。タッチパッドのところがサブディスプレイになっており、情報などを表示できる。ディスプレイは17.3型のフルHD液晶で、CPUは第4世代Coreを搭載する。グラフィックスは「GeForce GTX 765M」(メモリー2GB)だ。ゲームプレーヤー向けの高性能ノートとしては厚みが21.8mmと薄く、重さも2.66kgに抑えられている。

ゲームプレーヤー向けの「GS70」。ディスプレイは17.3型液晶で、2.1チャンネルのスピーカーを内蔵している。高性能ノートとしては薄い
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タッチパッド部分をサブディスプレイにしたコンセプトモデル。デモではゲームに関連した画像を再生していた。こうしたサブディスプレイを搭載したノートパソコンは米レイザー(Razer)も出している
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