展示品
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測定データの例
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 ユニオンツールは、「MEDTEC Japan 2013」(2013年4月24~25日に東京ビッグサイトで開催)において、心拍(数・周期・波形)と体動(3軸加速度)、体表温を同時に測定できる体動センサ「WHSm-1」を展示した。2013年夏までに量産を始める計画である。

 既に同社は、同様の機能を備える一般向けの「ウェアラブル心拍センサ」を実用化している(関連記事)。これに対して今回の体動センサは、薬事法の認証を2013年初に取得したもの。リハビリなどの用途で病院やクリニックに向けて販売することを想定した製品である。

 一般向けのウェアラブル心拍センサと同様、電極パットを介して、胸部に直接貼り付けて使う。2.4GHz帯の無線通信機能を搭載し、測定データは無線送信できる。センサの大きさは40.8mm×37mm×8.9mm。重さは、電池を含み13gである。ボタン電池(CR2032)1個を使用する。

 今回の製品は、前述のような専門的な用途に向けたものであるため、「アルゴリズムを改良して3軸加速度センサの測定精度を高めた」(ユニオンツールの説明員)。さらに、製造工程で1台ずつ補正を実施することで、端末ごとのバラつきの低減を図るという。