半導体デバイス・プロセス技術に関する国際会議「2013 Symposium on VLSI Technology」が2013年6月10~13日にリーガロイヤルホテル京都(京都市)で開催される(関連記事)。同学会の論文委員がプレス発表向けに選んだ注目論文は、以下の9件である。米Intel社の混載DRAM技術やpMOSの高性能化技術、有機光電膜(OPF)を用いたCMOSセンサ、新型メモリ技術などが選ばれた。いずれも論文の評価ランキングにおいて上位15%以内に入っているという。 (1)Intel社はFinFET(トライゲート・トランジスタ)を用いた22nm世代の混載DRAM SoC技術について講演する(講演番号:T2-1)。同社は2012年のSymposium on VLSI Technologyにおいて22nm世代のFinFET技術を発表し、大きな注目を集めた(関連記事)。今回は低リークのFinFETを混載DRAMのセル・トランジスタとして利用し、同時に高性能トランジスタも同一チップ上に形成している。混載DRAMには高アスペクト比のMIM(metal insulator metal)キャパシタを用いたCOB(capacitor over bitline)構造を用いた。セル寸法は0.029μm2。95℃の高温環境下で100μs以上のデータ保持時間を実現した。
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