表側の液晶ディスプレイの画面
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裏側の電子ペーパー画面
裏側の電子ペーパー画面
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 ロシアのヨタデバイシズは、2013年2月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されている「Mobile World Congress 2013」で、表に液晶ディスプレイ、裏に電子ペーパーを搭載したスマートフォン「YotaPhone」を公開した。普段は普通のスマートフォンとして使い、メールやSNSの新着情報を確認したり、電子書籍を読んだりするときは電子ペーパーの画面を使うことでバッテリー消費を抑制できるという。

 液晶ディスプレイは1280×720ドットの4.3型。裏側の電子ペーパーも4.3型だ。電子ペーパーは待受時に時計、天気、メールやSNSの新着情報などを表示可能。一般的なスマートフォンでは、各種の情報を確認するときに、電源ボタンを押し、パスワードを入力するなどしてロックを解除するといった手間がかかる。その点、YotaPhoneでは、電子ペーパーに表示されているのですぐに見られる。電子ペーパーは電力を消費せずに同じ画像を表示し続けられるので、バッテリーはあまり消費しない。

 電子ペーパーには、電子書籍も表示できる。ただし、電子ペーパーはタッチ機能を搭載していない。ページをめくるなどの操作は、画面下のスペースに配置されたタッチセンサーを使う。重量は140g。2013年後半からロシアやヨーロッパ、米国などで販売する予定。