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【CES2013続報】郭台銘が時価総額を22.5億米ドルにしたGoPro、4Kカメラをアピール

大槻 智洋=NE特約記者、台北科技市場研究
2013/01/20 08:20
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 米Woodman Labs社は、4K/15p(1フレームが3840×2160画素で15フレーム/秒)や1080/60pに対応したビデオ・カメラ「HERO3 Black Edition」を「International CES 2013」に展示した。Woodman Labs社は、「GoPro」ブランドのスポーツ・カメラ(アクション・カメラ)を企画・販売しており、この用途において支配的な地位を築いている。

 HERO3 Black Editionは、2012年10月から400米ドルで販売されている。特徴は動画解像度のほか、
同社従来機に比べてレンズの解像力が2倍あること、WiFiを介するリモコンを同梱していること、静止画の記録画素数が1200万になったこと、など。同社従来機と同様、米Ambarella社のASSPを採用している。

 「SoC単体での差別化なんてあり得ないよ。ウチの強みはユーザー心理を理解した上で、画質を調整したり、マウントや防水ケースなどのアクセサリーを充実したりすること。だから(GoProブランド機の)ユーザーを従業員として雇うことをとても重視している。何と言ってもサーファーが創業した会社だからね」(説明員)。

 Woodman Labsの説明員は次世代機に関してコメントしなかったが、4K/30pに対応すると考えられる。Ambarellaが4K/30pや720/240pに対応した「A9」をCESに合わせて発表したためだ。なお同社は、車線逸脱警告機能を実現できる「A7L-A」も発表している

 Woodman Labs社は、2012年12月19日に台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海、通称Foxconn)傘下の米Foxteq Holdings社から投資を受けた。Foxteq Holdings社は2億米ドルを投じて10.72%(潜在株を含めると8.88%)の持ち株比率を獲得。Foxconnの経営トップであるTerry Gou(郭台銘)氏がWoodman Labsの役員会メンバーとなる。

 本投資の結果、株式未公開企業であるWoodman Labs社の時価総額は、2012年の売上高が約6億米ドル(約480億円)にもかかわらず、22.5億米ドル(約1800億円)に達した。一方、Foxconnが全面提携を検討したシャープの時価総額は現在4000億円ほど、2012年10月にIPOしたAmbarella社のそれは3億米ドル(約240億円)ほどである。

 これらとの比較からGou氏や合計14%の株式を所有するとされるベンチャーキャピタル5社、そしてWoodman Labs社の創業経営者であるNicholas Woodman氏が、今後の事業展開に非常に強い自信や期待を持っていることが分かる。FoxconnのGou氏は、Woodman氏を卓越した企業家と評した

■変更履歴
本文第6段落における売上高の記述に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2013/03/05]
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