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【CES 2013】WiGigがWi-Fi Allianceとの統合を決めた理由

蓬田 宏樹=日経エレクトロニクス
2013/01/16 14:42
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Ali Sadri氏
Ali Sadri氏
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 60GHz帯を活用した高速無線通信の標準化団体「WiGig(Wireless Gigabit) Alliance」は、同団体の活動を、無線LANの業界団体「Wi-Fi Alliance」と統合することを明らかにした。今後、WiGigの試験仕様策定やマーケティング活動などは、Wi-Fi Allianceが主体となって行う。WiGigの名称は、しばらく存続される。

 WiGigが標準化を進めていたのは、米IEEE802が策定した60GHz帯活用の物理層仕様「IEEE802.11ad」をベースにした規格である。これまで、IEEE802.11adのロゴ認証作業は、WiGigとWi-Fi Allianceが共同で行うとされていたが、活動に冗長感もあった。WiGigの議長であるAli Sadri氏によれば、以前から統合については検討していたという。「多くの無線LAN機器は、IEEE802.11adだけでなく、11gや11n、そして11acとのコンボという格好で利用される。このため、11adの部分だけ、個別に認証を行うというのは非効率だった。今回、WiGigとWi-Fi Allianceの活動を統合したことで、製品投入のスピードアップを図れる」(Sadri氏)。

 さらにWiGigの主要メンバーのほとんどが、Wi-Fi Allianceで活動しているため、統合しても支障が無いという判断もあった。WiGigの主導企業は、米Intel社だが、同社はWi-Fi Allianceの主要メンバーでもある。Ali Sadri氏は、今後はWi-Fi Allianceの中でしかるべき役職を与えられてWiGigに関する活動に取り組むという。

 「2013 International CES」では、WiGigに関しては台湾AzureWave Technologies社やカナダPeraso社などが関連する出展を行っていた。Sadri氏によれば、「2014年のCESには期待していてほしい。2013年に認証の仕組みが動き出すため、これから製品への搭載が増えてくるはず。2014年こそは“WiGigイヤー”になる」と、引き続きWiGigの採用機器拡大に向けて活動する意思を表明した。

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