図1 ICC PURIOS
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図2 THXの認証を受ける
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図3 AQUOS ULTRA HD
図3 AQUOS ULTRA HD
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図4 3D表示が可能
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図5 縦方向の解像度を向上
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図6 米国における2013年の一部ラインアップ
図6 米国における2013年の一部ラインアップ
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 シャープは、2013年に4K(Ultra HD)対応テレビを2機種米国で発売する。「2013 International CES」に合わせた記者会見で述べた。一つは、日本で2013年2月から販売する「ICC PURIOS」を2013年夏に売り出す(図1~2)。日本では262万円。もう一つは、「AQUOS ULTRA HD」(図3~4)。2013年後半発売する。ICC PURIOSと同じ60型で、Integrated Cognitive Creationと呼ぶ画像処理機能を搭載しない。想定価格は未定とした。

 「CEATEC 2012」で大きな関心を集めた「モスアイ(蛾の目)」フィルムを備えた機種は2014年に発売する。また同年には、次世代「クアトロン」を備えた機種も市場投入する。垂直方向においてサブピクセルを分割制御することで「パネルの画素数がフルHDのままで表示品質が高まる」(シャープ、図5)。

 記者会見では、60型以上の大型テレビの販売量が2012年に前年の2倍に増えたことを強調した。「60型以上ではトップシェア。画面の大きさがもたらす迫力を、より多くの家庭に届けたい。2013年は40%成長させる」(シャープ)。

 2013年3月以降、北米で発売する機種には表示モード「Wallpaper」「Super Bright」を搭載する(図6)。前者の消費電力は「非常に低く、本物の絵画と同じ明るさ」という。後者ではバックライトの輝度を従来より50%高めつつソフトウエアも改善して、ユーザーに明るさを印象付ける。このほか、画面を左右に分割し、片方でテレビ映像、もう片方でWebページを表示することもできる。