図1 「Casio Signage」の一例
図1 「Casio Signage」の一例
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 カシオ計算機は、2013年1月末に北米市場でデジタル・サイネージ事業に参入する。2013年1月8日に米国ラスベガスで開幕する民生機器の展示会「2013 International CES」の前日に米Casio America社が開催した記者発表会で発表した。

 カシオ計算機は2012年11月末にデジタル・サイネージ製品「カシオサイネージ」を発表し、日本市場での事業展開を開始している。今回、同様の事業を北米市場でも展開することを決めた。北米市場での呼称は「Casio Signage」。

 カシオサイネージは、DLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタで、キャラクターや人物の形をした本体前面のスクリーンに背面から顔の映像などを投影し、来店者に語りかけて商品やキャンペーンなどの説明・広告に使うもの(図1)。飲食店や各種販売店などの店頭カウンターへの設置を想定する。

 日本市場では100万円で販売しており、「数社との契約がまとまっている」(同社)という。北米市場では「1万米ドル程度になる予定」(同社)で、今回のCESを皮切りに営業活動を開始する。