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【CES 2013】カートリッジ1個でスマホ2週間分を充電、携帯型燃料電池を米ベンチャーが開発

高橋 史忠=Tech-On!
2013/01/07 17:47
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Lilliputian社が開発した携帯型燃料電池。写真手前で女性が手にする箱型の装置が本体。中央付近の円筒型の物体が燃料カートリッジ。
Lilliputian社が開発した携帯型燃料電池。写真手前で女性が手にする箱型の装置が本体。中央付近の円筒型の物体が燃料カートリッジ。
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 小型燃料電池を開発する米国のベンチャー企業のLilliputian Systems社は、燃料カートリッジ1個でスマートフォンを十数回フル充電できる携帯型の燃料電池を開発した。米国ラスベガスで2013年1月8日(現地時間)に開幕する「International CES 2013」に出展する。同月6日(同)に開催された報道関係者向け事前イベント「CES Unveiled」で試作機をデモしてみせた。2013年夏に299.99米ドルで発売する。

 製品名は「Nectar Mobile Power System」。装置の外形寸法はほぼ手のひらサイズで、燃料にはブタンを使う。円筒型のカートリッジ1個当たりの発電容量は55Wh。一般的なスマートフォンならば、1個のカートリッジで10~14回ほど充電できるという。燃料カートリッジ1個の価格は9.99米ドル。「普通のユーザーならば、コーヒー2~3杯分の価格で2週間は持つ」と、Lilliputian社の担当者は話している。

 発電セルはSOFC(固体酸化物型燃料電池)方式を採用した。Lilliputian社が「Generator Chip」と呼ぶSiベースのMEMSチップをセルのコア技術として用いることで小型化した。USBケーブルでスマートフォンなどを接続して充電する。既に商用の航空機に持ち込むための認可をICAO(国際民間航空機関)や米運輸省から得ている。

 Lilliputian社は、米Massachusetts Institute of Technology(MIT)の研究者が設立したベンチャー企業。ベンチャー・キャピタルなどから1億米ドルを超える出資を受けている。2012年5月には、米国の小売り企業のBrookstone社と製品の販売やマーケティング関連で提携していた。

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