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NAIAS 2007(デトロイトショー)

【デトロイトショー速報】GM社,プラグイン・ハイブリッド車のコンセプトカー「Volt Concept」を披露

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2007/01/08 21:49
狩集 浩志=日経エレクトロニクス
図1 米GM社が披露した「2007 Chevrolet Volt Concept」
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図2 Volt Conceptのリアビュー
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図3 駆動システムの概要
図3 駆動システムの概要
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図4 展示したカット・モデル
図4 展示したカット・モデル
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燃料と二酸化炭素の削減が可能に
燃料と二酸化炭素の削減が可能に
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図6 燃料電池システムに変更可能
図6 燃料電池システムに変更可能
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 米General Motors(GM)社は,2007年1月7日から報道陣向けに開幕した「2007 North American International Auto Show(通称:デトロイト・モーターショー)」(一般公開:2007年1月13〜21日)において,プラグイン・ハイブリッド車のコンセプトカー「2007 Chevrolet Volt Concept」を披露した(図1,2)。

 同社が次世代の駆動システムとして位置付ける「E-FLEX」と呼ぶハイブリッド・システムを搭載した(図3,4)。同社 Chairman and CEOのRick Wagoner氏は「自動車は今後,さまざまなエネルギー源に適応させていく必要があり,そのためには電動車両の開発がカギとなる」としている。

 同システムは,搭載した2次電池を家庭用電源に接続して充電し,まずは2次電池だけで電気自動車として走行する。さらに,2次電池の残量がなくなってきた際には,エンジン走行に切り替えるのではなく,エンジンで発電機を回し,その電力で2次電池を充電してモータ走行を続ける,いわゆるシリーズ方式のプラグイン・ハイブリッド車となる。

 Volt Conceptは,電源にLiイオン2次電池を搭載する。その容量は16kWh以上で,トヨタ自動車が販売している現行のハイブリッド車「プリウス」の12倍以上と大きい。このLiイオン2次電池を家庭用電源で充電することで,1充電当たり約40マイル(64km)を電気自動車として走行できる。

 この40マイルという距離は,米国の78%の人々が職場まで20マイル以内の距離に住んでいることに由来したという。つまり,40マイル走行できれば,通勤の往復には燃料を入れる必要がなく,毎晩家庭用電源から充電さえすれば,ガソリン代が掛からない。同社によれば,このVolt Conceptが現実のものとなれば,毎年500ガロン(1900L)のガソリンが削減可能で,毎年4400kgのCO2を削減できるとしている(図5)。

 仮にVolt Conceptで40マイルを超える毎日60マイル(約96km)を走行しても,その場合の燃費は150マイル/ガロン(約63km/L)となる。しかも,同車はエタノール85%,ガソリン15%の混合燃料「E85」を利用できるため,ガソリンの使用量でみた燃費は525マイル/ガロン(221km/L)になるという。さらに充電を忘れたり,より長距離を走行したりしてエンジンから電力の供給を受ける場合でも,燃費は50マイル/ガロン(21km/L)で,燃料を利用した際の走行可能な距離は624マイル(約1020km)と,それぞれ現行セダンの2倍の値を実現できるとしている。

将来は燃料電池の搭載も


 Volt Conceptの外形寸法は,全長4318mm×全幅1791mm×全高1336mm。モータで前輪を駆動する方式で,排気量1.0Lの3気筒ターボ・エンジンと,定格40kW(最大120kW)の駆動モータ,最大出力53kWの発電機を組み合わせている。エンジンとモータ,発電機はそれぞれフロント・フード内に配置し,Liイオン2次電池は車両のセンタートンネルの位置に搭載した。

 電源システムは,米Cobasys社と共同開発しており,Liイオン2次電池は米A123社製のセルを採用した。2次電池の最大出力は130〜140kWで,電圧は320〜350V。2次電池は,フロント・フェンダーのあるソケットから家庭用電源(110V/15A)を使って充電が可能で,6〜6.5時間でフル充電できる。エンジン用のガソリンタンクの容量は12ガロン(54.5L)となる。

 GM社では,この次世代の駆動システムであるE-FLEXは今後もバイオ・ディーゼル燃料に対応できるようにエンジンをディーゼル化したり,エンジンの代わりに燃料電池システムを搭載したりすることも想定しているという(図6)。

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