7月10日、おかげさまで「日経Robotics」を創刊することができました。創刊前には編集内容などについて、いろいろな方々から貴重なご意見やアドバイスを頂きました。ご協力いただいた皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。今後は読者の方々からのご意見も反映しながら、誌面を作っていく所存です。

 その一環として、7月22日に創刊記念 読者限定イベントを開催しました。100人近くの方々にご参加いただき、中には大阪や京都、兵庫、香川などの遠方から「このイベントに参加するために東京に来た」という方もいらっしゃいました。編集部による講演の後には、交流会も実施。創刊号の内容に対するご意見やご感想、今後のご要望や期待などをお伺いする一方で、参加者同士の情報交換も盛んに行われ、「こうしたイベントは今後も続けてほしい」との声をいただきました。
 
 次回の読者限定イベントは8月20日に開催します。「機動戦士ガンダム」「タイムボカンシリーズ」などの作品で知られるメカニックデザイナーの大河原邦男氏に「これからのロボットデザイン」などを語っていただく予定です。詳細はこちらをご覧ください。

 さて、創刊号では米国で開催されたロボット関連の2つの競技会をレポートしました。カリフォルニア州で行われた「DARPA Robotics Challenge(DRC)」と、ワシントン州で開かれた「Amazon Picking Challenge(APC)」です。両者に共通している点は3つあります。まず文字通り技術的なChallenge(挑戦)であることと、優勝者などには賞金が授与されることです。特にDRCの場合、1位には200万米ドル(約2.5億円)、2位には100万ドル(約1億2500万円)、3位でも50万米ドル(約6200万円)と、巨額の賞金が出ます。