アクセス記事ランキング(1/1~6/30)
設計・生産
1 「iPhone」がもうかる本当の理由PD
1
2 札束で頬をたたかれるも、サムスン電子の顧問就任要請を断るMD
15
3 実績ゼロでサムスン電子に挑み、毎日のように追い込まれるMD
16
4 「毎日が日曜日」の寂しさに耐え、念願の「トヨタ本」を出版するMD
14
5 専属の女性秘書に魅せられるも、己を律して邪念を振り払うMD
18
6 職場での不遇を妻に見抜かれ、とうとうマツダを辞めるMD
13
7 ソニーの中期経営方針に物申す【その1】出る杭1
8 ソニーよ、「昔」ではなく「本質」に回帰せよ出る杭3
9 失敗しても骨は拾うから、精一杯やれ品質2
10 モジュラーデザインよ永遠に、マツダよ永久にMD
11 サムスン電子の事業部を渡り歩き、世界一流の技術レベルに驚くMD
17
12 “ものづくり”とビジネスモデルが乖離していたGoogle Glassの教訓MI
1
13 “マニュアル設計者”に魅力的な製品は作れないPD
2
14 機能美に打たれ、ロータリーエンジンの研究開発を志願MD
1
15 彼は開発の誰だっけ品質1
16 幾何公差の基本を理解する公差4
17 第3回 「想定外の問題」、トヨタの燃料電池車に発売延期の危機もトヨタ3
18 ソニーの「本質」回帰は、まず経営陣から出る杭4
19 ひっそりと排ガス問題を解決、トヨタとの差に涙を流すMD
4
20 AppleのEV参入をライバルが喜ぶ理由-
PD:プロフィタブル・デザイン 利益獲得設計
MD:一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡
出る杭:「出る杭」コンサルの眼
品質:品質の明日
MI:ものづくりイノベーターへの道
公差:今こそ「公差」で差をつけろ
トヨタ:トヨタの燃料電池車MIRAIの開発責任者に聞く

 ランキングの上位20位に入っている記事のほとんどが、連載記事でした。しかも、20本のうち9本が、モジュラーデザイン(MD)の提唱者である日野三十四氏の自伝「一人の技術者がモジュラーデザインを確立した軌跡」(右の表で「MD」と入っている記事です)。その第1回が14位に入っており、記事公開日の2014年6月25日以来、実に1年以上もよく読まれていることが分かりました。

 本連載はラインキング上位の2位~6位も独占。第13回から第18回の、中盤から終わりに近づくところです。物語の内容で言えば、日野氏がマツダを退社してから著書を執筆し、資格を取得し、広島大学教授としても韓国Samsung Electronics社やSamsung SDI社でのコンサルタントとしても活躍するあたりです。第18回の美人秘書の話をご記憶の方も多いと思いますが、Samsung Electronics社を中から見た経験を描いたことが、読まれた理由の一つではないでしょうか。

 連載のうち2014年後半に公開された前半も、ロータリーエンジン開発時のマツダ内部事情が生き生きと描かれているという面で大変興味深いものです。この機会に読んでいただければと存じます。

 2015年4月に開始した「プロフィタブル・デザイン 利益獲得設計」。その第1回「『iPhone』がもうかる本当の理由」は、ランキングの第1位に輝きました。iPhoneという人気商品と、その利益がどこから来るか、そこから学べるものは何かを分かりやすく解説した記事です。第2回の「“マニュアル設計者”に魅力的な製品は作れない」も第13位に入りました。つい先日、第3回も公開になりました。

 モジュラーデザイン連載と入れ替わるように始まった「『出る杭』コンサルの眼」も多くの読者を引きつけています。「日経ものづくり」で「『出る杭』を育てる時代」を連載した、経営コンサルタントでO2戦略ディビジョンプリンシパルの横田宏信氏の執筆による連載です。かつてヒット商品を連発したソニーの現状を鋭く批判かつ激励する内容が受けて、第7、8、18位に入りました。7位の記事は、読者から多くのコメントを頂いていて、合わせてお読みいただければと思います。

 連載「品質の明日」の第1回と第2回も、ランキングの15位と9位に入りました。マツダ代表取締役会長である金井誠太氏の講演内容を基に構成した記事です。「SKYACTIV」やモノ造り革新活動の内容をトップ自らが語る内容が支持されたようです。

 日野氏、横田氏、金井氏と、いずれも企業内で当事者として活動しておられた方々です。そういった方々の文章が自ら語る内容には、やはり説得力があります。