軽オープンスポーツカー「コペン」(ダイハツ工業)の外板に取り付ける装飾部品や、エネルギー産業用プラントで使われる特殊仕様のコントロールバルブ部品(GEオイル&ガス刈羽事業所)など、3Dプリンターを最終製品の製造に使う事例が増えてきました。これらは特殊な取り組みなのでしょうか、それとも世の中全体で3Dプリンターの製造装置としての普及が進行しているのでしょうか---。現在、『日経ものづくり』では「3Dプリンティング/AMの活用実態と課題」に関するアンケート調査を実施中です。

 日経ものづくりは、2013年6月号、2014年6月号でも3Dプリンターに関する調査を実施しました。そのときにも3Dプリンターをどのような用途で使っているかを質問しています(複数回答)。例えば、2013年の結果は、試作品の作製に利用するとの回答が約8割で、製品を成形するための型の作製が約2割、最終製品の製造と治工具の作製がそれぞれ約1割でした。

 同様の質問を、本年の調査にも設けてあります。現時点では、本年の調査結果の速報は差し控えますが、この回答傾向がどう変化するか、大変興味を持って見守っているところです。

 なお、アンケートの回答締め切りは2015年7月9日(木)23時59分です。まだ回答されていない方は、ぜひ以下のアンケート用URLにアクセスしていただければと思います。

【回答サイト】https://aida.nikkeibp.co.jp/Q/C024889ot.html

 アンケート結果は分析を加えた上で日経ものづくり2015年8月号の「数字で見る現場」または特集記事に掲載する予定です。

* 日経ものづくりに毎号掲載している「数字で見る現場」では毎月、製造業や技術者にとって重要な話題を調査テーマとして選び、Web上でアンケートを実施しています。