スマートウォッチの“真打ち”として、2015年4月に鳴り物入りで発売されたApple Watch。それからわずか2カ月ほどで、早くも中国製のコピーが登場した。Kingwareというブランドの「X9-GT08-2K」である。シリコン製バンドを付けた外見は「Apple Watch Sport」そのもの。大阪弁で言うところの、いわゆる“パチモン”である。

 ただし、パチモンとはいえ竜頭(りゅうず)もきちんと付いており、しかも単体で電話機としても使用可能。ある意味、Apple Watchの次回作を先読みしたような作りだ。果たして、中国製のコピー製品ということで、有名な「山寨(シャンサイ)機」と同じ血が流れているのか。本家のApple Watchとどこが違うのか。今回の分解調査では、こうした点を紹介する。

X9\-GT08\-2Kの外観(左)と基板に記載されていた情報(右上)
X9-GT08-2Kの外観(左)と基板に記載されていた情報(右上)
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