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 トヨタ自動車は、燃料電池車「ミライ」に搭載する高圧水素タンク向けに温度センサーを開発した。温度センサーを配置することでタンク内の温度を検知できるようにした。安全性を確保しながら、3分という短時間で充てんできるようにした。

 高圧水素ガスを急速に高圧水素タンクに充填すると、断熱圧縮のためタンク内のガス温度が上昇するが、許容温度の85℃以下にする必要がある。新型FCVは、充てん時に車両と水素ステーション間で赤外線通信する機能も備えており、車載タンクの温度に合わせて水素ステーション側から充てんできるようにした。

 従来のFCV開発時は水素ステーションの水素ガス温度は-20℃としており、ステーションとの通信機能も無かったため充填時間は10分だった。新型FCVは、水素ガス温度が-40℃となり通信機能を付ければ充填時間が3分に短縮されることになった。