先日、米Apple社が、定額音楽配信サービス「Apple Music」を発表しました。詳細は他の報道に任せるとして、Apple Musicのようなクラウド型の音楽ストリーミングサービスの他、動画のストリーミングサービスが流行することで、フラッシュメモリーの適用範囲がさらに拡がると考えています。

 音楽や動画のストリーミングサービスは、手元の電子機器(ローカル側)とクラウド側をユーザーが意識することなくつなげられるサービスです。IT業界的に言えば、オンプレミス(端末側)環境とクラウド環境をシームレスに接続し、クラウド側のストレージとローカル側のストレージをまたがる大きな1つのストレージとみなす、ということになります。

 これは2016年中に米Microsoft社がリリースする予定のサーバー製品「SQL Server 2016」の「Stretch Database機能」と同様で、今後さまざまなIT機器やITサービスが採用する流れになるでしょう。