企業が経営不振に陥るのは、「決められない経営」すなわちイノベーションを継続できない経営の結果である。こんにち経営不振に陥っている企業の代表例は、2015年3月期の連結最終損益が2000億円を上回る赤字となったシャープ(創業1912年)であろう。経営陣や研究開発部門だけでなく、マーケティングや商品企画部門も含めて、新製品・新事業の企画、プロジェクトの立ち上げ、追加投資のタイミングなどの決定が的確でなかった、という“決められない経営”の結果であることは明白である。
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