台湾TSMCの2015年1Qの実績は、おおむねドイツ銀行グループ(以下「当社」)の予想及びコンセンサス並みとなった。稼働率は想定以上、ASP(平均販売価格)は想定より下、売上総利益率、営業利益率はほぼ想定線となった。

 2015年2Qのガイダンスは、売上高が前四半期比(QOQ)-8~-7%と当社従来予想(QOQ+0.4%)及びコンセンサス(QOQ+0.8%)を下回る内容。売上総利益率(予想の中心値は48.5%)及び営業利益率(同37.5%)についても、当社従来予想、コンセンサスを1~2%ポイント下回った。

 当社は2015年2Qについて、売上高が2060億台湾ドルで前年同期比(YOY)+13%、QOQ-7%、営業利益が781億台湾ドルでYOY+10%、QOQ-10%、当期利益が731億台湾ドルでYOY+23%、QOQ-7%)へ予想を修正した。なお、2015年通年では売上高8971億台湾ドル(YOY+18%)、営業利益3500億台湾ドル(+18%)、当期利益3205億台湾ドル(+21%)を予想している。