アクセス記事ランキング(3/16~4/16)
電子機器
1 Apple Watchの「破天荒な」生産体制
2 尿1滴でがん診断、「線虫」の嗅覚で実現
3 “ビーコン”は儲かる
4 ロボット技術に関する日本の国際競争力、知財から見るとどこが強い?何が足りない?
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6 急成長Xiaomiが手がける激安ウエアラブル機器、もはや「あげちゃう」レベル?
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8 お年頃
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10 10年後、日本のヘルスケア産業はどうなっているのか
11 顧客の言うままに作ると、たいてい大失敗します
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13 手術中にがんだけを光らせるスプレー、東大が開発
14 IT企業とは違うIoTを提供、パナソニックが日本に続き欧州でも展開へ
15 「保険証忘れて350万円」、米国の貧困層に手を差し伸べた予防医療プロジェクト
16 負け犬の尻込み
17 スマートウオッチで人は煩雑な作業から解放されるか
18 ランチ1食分のお手軽価格、スマホ連携でコストを抑えた血糖値計
19 日立が新型コンピューターを開発、社会インフラの設計に応用へ
20 電力を宇宙から地上へ、そのための技術の実験をJAXAなどが公開

 電子機器サイトでこの1カ月間に最も読まれた記事「Apple Watchの『破天荒な』生産体制」によると、「Apple Watch」の製造現場で人手が足りず、数千人規模の人員を融通したとのことだ。製造を受注した台湾Quanta Computer社(広達電脳)への人員派遣を、米Apple社のCEOであるTim Cook氏が台湾Hon Hai Precision Industry社(鴻海精密工業、Foxconn)トップの郭台銘氏に電話で要請したという台湾紙の報道を紹介している。

 Quanta社の工場の人員は当初3000人前後。Apple Watchの生産体制を整えるには最低4万人が必要だが、実際に集まったのは2万~3万人にとどまっていたという。そこでCook氏が郭氏へ依頼したとする。興味深いのは、Quanta社とFoxconnとの間には確執があったにもかかわらず、協力関係が成立した点だ。記事は、「破天荒な」協力関係という現地での報道も紹介した。第2世代の「Apple Watch 2.0」についても触れており、記事の通りだと日本が製造のサプライチェーンとして含まれる可能性がある。

 2位は、線虫の嗅覚を利用したがん診断の記事。被験者の尿1滴で、がんか否かを高い確度で検査できるという。検出に使う線虫は、がん患者に特有の匂いを識別し、がん細胞の方に引き寄せられる。尿でも同様の反応を示すことから、がん患者の特定に使える。